3度目の出場でつかんだ「金」![]() しかし、カルガリーでは辛うじて最下位を免れる9位。エース格として臨んだアルベールビルでは、不調でメンバーから外される屈辱も味わった。 そして臨んだ最後のチャンス、リレハンメル。既に28歳、ベテランの域に達していた阿部は、 エース荻原健司、若手の河野孝典をうまくリード、 距離で踏ん張り、リードを広げて、3度目の五輪挑戦で金メダルを獲得した。 カナダでの世界選手権団体で優勝した直後、95年春に現役を引退、96年暮れに全日本コーチに就任した。 「選手の気持ちに近いコーチ」として、五輪3連覇という偉業に向けて、今度は裏から日本を支える。 |