“鳥人”の競演 日本のメダルも期待

ルール・競技紹介

 一説にその起源は、北欧で行われていた罪人の刑罰、とも言われているが、冬季競技の中でもダイナミックさを誇る人気競技になっている。 ジャンプ台は5種類あるが、五輪で行われるのはノーマルヒル(旧70メートル級)とラージヒル(旧90メートル級)。

 得点計算は、「飛距離点」と「飛型点」で争われる。飛距離の点数は、ジャンプ台のK点(飛行極限点)まで飛んだら60点とし、 前後した分をノーマルヒルでは、1メートルごとに2点、ラージでは1.8点を加減する。

 飛型点は、5人の審判員が20点満点から減点法で採点し、最高と最低を除いた3人の審判員の得点合計、60点満点で決められる。 着地で両手を広げるテレマーク姿勢を入れないと2点減点、転倒は10点減点などが目安だ。

 ジャンプ台のスタート地点と、飛び終えて踏みとどまる地点の標高差は、ラージヒルで約130メートル。踏み切り時の速度は、 時速80キロ台後半にもなり、技術と同時に「勇気」も求められる競技と言える。

 スキー板の規定は、長さが身長プラス80センチ以内、幅は広い部分で11センチ以下で、裏には縦に6本の溝が切られている。

 空気抵抗による浮力が大きくものをいうだけに、ウエアの空気浸透率にも決まりがあり、競技終了後にはスーツ検査が行われる。


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