【ソウル25日=森千春】韓国の国民会議スポークスマンは二十五日、金大中次期大統領が新政権下で、大統領府(青瓦台)の機構縮小を行う方針であることを、明らかにした。現在、大統領府には、政務、経済、外交・安保など十一の首席秘書室があるが、金大中氏は、これを半減して五〜六室とする方針だ。
同スポークスマンによると、金大中氏は、大統領府機構改革を「小さくて効率的な政府」を作る第一歩として、国際通貨機構(IMF)との合意によって減量を迫られる企業の手本とする意向だ。
また、金大中氏は、首相が主宰する国務会議(閣議に相当)を活性化する一方で、大統領と首相・閣僚の連携を改善する意向も明らかにした。
(12月25日13:29)
|