サン・モリッツ

日本選手団が初参加


 実施競技はスキー(ノルディックのみ)、スケート、アイスホッケー、ボブスレー、スケルトンの5競技14種目。 デモンストレーション競技としてミリタリーパトロールも実施された。参加国は25か国、参加選手数は363人。

 吹雪に襲われたり、急に気温が上昇したりするなど天候に恵まれず、スピードスケートの1万メートルは氷が溶けて途中で中止になるほどだった。

 今大会でも北欧勢が活躍、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3国が、スキーではすべて金メダルを分け合い、 スケートのメダルもほぼ独占した。フィギュアスケートのソニア・ヘニー(ノルウェー)は、 今大会から3連覇の偉業を達成する。

 日本は今大会から初参加。スキー競技に役員、選手計7人を送り込んだが、好成績を残すには至らなかった。


世界の動き・日本の動き

日本
・第16回総選挙(初の普通選挙)
・治安維持法を公布
・アムステルダム五輪。人見絹代、女性として陸上初の銀メダル
・野口英世、黄熱病で死去
世界
・パリで不戦条約
・張作霖爆死事件
・ソ連、第1次5か年計画
・蒋介石国民政府主席に就任
・米大統領選、フーバー当選
・ファシスト大評議会、イタリアの正式の国家機関となる

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