華麗さ競う スキー場でも人気

ルール・競技紹介

 通常のスキーと違い、一枚のボードに乗って滑るスノーボード。サーフィンとスキー、それにスケートボードの特徴を合わせ持ったような新しい競技で、 近年日本のスキー場でも大流行している。実施種目は大回転とハーフパイプ。

 大回転は、通常のスキーの大回転と同じように、ゲレンデに立てた旗門を通過する滑走を2回行い、タイムを競う。 ただし、選手は横向きにボードに乗るため、利き足によって、ボードの進行方向に対して左足が前になる選手(レギュラースタンス)と右足が前になる選手(グーフィースタンス)がいるため、 公平を期すため、ポールが左右対称に設置されるのが通常の大回転との違い。

 ハーフパイプは、管(パイプ)を半分に割ったような形のコースを使用する。振り子のように斜面を滑り降りながらコースの端でジャンプし、そこで回転などの技を繰り出して、 技の難易度などを争う。採点は、五人の審判員がそれぞれ標準技(回転以外のすべての技)、回転技、高さ(滑走スピードや力強さも含む)、 着地(バランス、正確性、安定性、リズム)、技術点(滑走全体の正確性、連続技など)の各項目を専門に担当し、 一項目10点満点で、5項目の合計得点で順位を決定する。

 コースを滑りながら10回前後の技を繰り出すが、男子のトップレベルでは、横に2回転(720度)する「720」(セブンツー)という大技もしばしば見られる。


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