設定された旗門を確実にくぐりぬけるタイムを競う競技。
回転はターンの連続。両足が旗門の間を通過しないと失格になり、遠回りするとタイムロスする。 旗門数は男子が55から75、女子が45から65。
一方大回転の旗門数は、標高差の12−15%と規定されている。
スーパー大回転は、滑降のスピードで大回転を行う競技。アルペン4種目の中ではもっとも新しく、 82−83年のシーズンに初登場した。旗門数は標高差の10%で、男子は35、女子は30が最小となっている。 4種目の中ではもっとも多彩な技術が要求され、見せ場も多い。
現在の旗門のポールは合成樹脂製で、雪に埋め込んだ部分にスプリングを仕込んだ「フレックスポール」。 このため、ポールにぶつかっても跳ね返されることなく、両足とスキーだけが旗門を通過し、 ひざから上は旗門の外でも通過できるようになった。このため、プロテクターでガードしたすねや手を使い、 ポールをなぎ倒していくような滑りが主流となり、かつてのように「技術系」と言うよりも、 大型選手がパワフルにポールをなぎ倒していくレースに変わっている。