インスブルック暖冬異変、選手死亡も実施競技はスキー、スケート、アイスホッケー、バイアスロンに加え、ボブスレーが復活、さらにリュージュが新たに加わった。 また、スキー・ジャンプにも「90メートル級」が追加された。参加国は36か国、参加選手数は933人。 アルプス山脈沿いの都市、ヨーロッパのスキーの聖地で開かれた大会だったが、58年ぶりという暖冬異変が大会を襲う。 各競技ともコースコンディションは最悪で、滑降のミルン(オーストリア)が事故死、ボブスレー、 リュージュでも練習中にそれぞれ選手1人が死亡する事故が起きている。 競技は、スキー・ノルディックでは北欧勢、アルペンは地元オーストリアとフランス勢が活躍。前大会から採用された女子スピードスケートでは、 ソ連のリディア・スコブリコワ選手が4種目すべてに優勝。五輪史上初の完全優勝を成し遂げた。スコブリコワの活躍もあり、 メダル獲得競争ではソ連が金銀銅合わせて26と圧勝した。 日本は61名の選手団を送り込んだが、女子フィギュアの福原美和とスピードスケート男子500メートルの鈴木恵一が5位に入賞したのが最高だった。 世界の動き・日本の動き日本・ライシャワー駐日大使、少年に刺され負傷 ・海外旅行自由化 ・新潟地震。死者26人 ・王貞治、1シーズン55本塁打の日本新記録 ・東海道新幹線開業 ・東京オリンピック。日本は金メダル16個獲得 世界 ・トンキン湾事件。米のベトナム介入強まる ・ソ連党第1書記にブレジネフ、首相にコスイギン ・中国、初の原爆実験に成功 戻る トップへ |