起源は軍事訓練

ルール・競技紹介

 クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせたバイアスロンは、もともと雪国での狩りが起源。さらに、北欧諸国の軍隊が、 兵士にスキーをはかせて行った軍事訓練が、競技として発展した。五輪では、公開競技の「ミリタリーパトロール」として第1回からデモンストレーション競技として登場、 60年のスコーバレーで正式種目となった。

 五輪種目は男子が20キロ個人、10キロスプリント、リレー(7.5キロ×4人)。女子は15キロ個人、7.5キロスプリント、リレー(7.5キロ×4人)。 射撃は腹ばいで撃つ伏射と、立った姿勢の立射を交互に行う。1、3回目が伏射、2、4回目が立射と決められている。 男子20キロ、女子15キロは計4回、スプリントは計2回の射撃がある。リレーは4人の選手が伏射、立射の順で1回ずつ射撃をする。 1回に撃つ弾の数は5個の標的に対し5つ。リレーに限って、8発まで撃つことができる。標的は立射で直径115ミリ、伏射で45ミリ。50メートル離れた所から射撃する。

 軍隊の訓練がルーツであるため、射撃ミスに対してペナルティーがあるのが競技上の特徴。男子20キロ、女子15キロは、外した標的1つにつき1分間のタイムが加算される。 スプリントとリレーでは、タイム加算はないが、命中しなかった数だけ、ペナルティーコース(1周150メートル)を回らなければならない。


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