長野市

【アイスホッケー】

ビッグハット

 アイスホッケーA会場で、五輪施設の第1号として、95年3月に完成。帽子のような屋根の形から「ビッグハット」の名前が付けられた。

 建物自体は、周辺の景観を損なわないように低く抑えられ、内部は屋根部分が鉄骨の骨組みむき出しの力強い構造になっている。 大会後は、スポーツアリーナとして使用される予定。


アクセス 長野市若里。JR長野駅から、長野電鉄バス日赤行きで終点下車、徒歩約10分。または、同バス保科温泉行きで社会福祉センター下車、徒歩約1分。

アクアウィング

 アイスホッケーのB会場で、長野運動公園内にある。開閉式の屋根を備えるのが最大の特徴で、施設全体が翼のように見えることから「アクアウイング」の名称がついた。

 以前は総合市民プールだったが、五輪に合わせて改装。大会後は再び改装、50メートル、25メートル、飛び込みの各プールを備えた室内プールに利用される。


アクセス 長野市吉田。JR長野駅から、長野電鉄バス運動公園経由柳原行き、市役所経由運動公園行き、城東運動公園経由柳原行きで運動公園下車すぐ。

【スピードスケート】

エムウェーブ

 国内初となる、400メートルのダブルトラックを持ったスピードスケート会場。M字形の屋根が信州の山並みを表現している。延べ面積は7万3100平方メートル、 最高部43メートルのつり屋根は信州産カラマツ材で、総工費は用地費を含めて337億円。最大1万人が収容できる。

 こけら落としとなった昨年12月の全日本スプリント選手権では、全種目で大会記録が塗り替えられるなど、ハイテク技術の粋を凝らし、早くも「高速リンク」としての評価が高まっている

 製氷から空調に至るまで、すべてコンピューター管理で、氷の中を流れる冷却液の温度や量を調節して微調整を行い、氷温は、常にベストコンディションの氷点下7度前後に保たれるようになっている。


アクセス 長野市朝陽、大豆島。JR長野駅から、長野電鉄バス屋島行き、屋島経由須坂駅行きで三菱電機前下車、徒歩約2分。

【フィギュアスケート、ショートトラック】

ホワイトリング

 93年から建設が進められたホワイトリングは、メーンアリーナとサブアリーナから成り、延べ面積は約1万9500平方メートル。 五輪ではフィギュアスケートのほか、ショートトラック競技が行われる。

 メーンアリーナは、建物全体がだ円形で、丸みを帯びた屋根は水玉をイメージしている。天井が高く、観客に開放感を与える作りになっている。


アクセス 長野市真島。JR長野駅から、川中島バス金井山経由松代行きで市民体育館前下車。徒歩約3分。

【ボブスレー、リュージュ】

スパイラル

 アジア初の人工凍結装置を備えたコース。長野市の飯綱山ろくの18ヘクタールを造成、総事業費93億円をかけた。「スパイラル」は、渦巻きのようなコースの形から命名された。

 コース総延長約1700メートル、標高差は113メートル。15のカーブがあり、世界で初めて2か所の上りこう配が設けられている。

 環境に配慮し、冷却パイプに不凍液を流す、世界初のアンモニア間接冷却方式を採用したのが特徴。パイプに直接アンモニアを流す直冷方式に比べ、使うアンモニアの量が従来の50分の1の800キロ以下ですむという。


アクセス 長野市浅川。JR長野駅から、川中島バスバードライン経由戸隠キャンプ、スキー場行きで飯綱高原下車。徒歩約40分。

【フリースタイルスキー】

 飯綱高原スキー場にある既存コースを使って行われる。飯縄山(1917メートル)のふもとにあるスキー場で、初級者から上級者まで楽しめるファミリースキー場として知られている。


アクセス 長野市飯綱高原。JR長野駅から川中島バスバードライン経由戸隠キャンプ、スキー場行きで飯綱高原下車。徒歩約20分。

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