The Book of Words (2.2)

FinderPopは、アップルメニューにおけるアップルメニューフォルダのようなFinderPop 項目フォルダを使ってOSXのコンテクストメニューを拡張するユニバーサルの環境設定パネルです。その他の機能は以下のとおりです:
FinderPop Support Forumもチェックして下さい.

目次:
FinderPopの基本 ; FinderPopを呼び出す ; FinderPopメニューの操作 ; FinderPopの情報ウィンドウ ; Hints & Tips ; FAQ me! ; リリースノート ;

基本事項

インストール
システム環境設定が起動しているときは終了させてください。そうしないとおかしな現象がおきます。
FinderPop.prefpaneのアイコンをダブルクリックします。システム環境設定が開き、FinderPopを全ユーザ用にインストールするのか現在のユーザのみにインストールするのか聞かれますので、「現在のユーザ」を選びます。

あなたがIntel Macをお持ちの場合は、いくつかのファイルを作成するためにFinderPopはアドミンパスワードを聞いてきます。これはインストール時に1度だけです。

使い方
FinderPop環境設定を開きます。項目サブパネルの 「FinderPop項目フォルダを表示」ボタンをクリックします。よく使うアプリケーション、フォルダ、書類などのエイリアスをそのフォルダ内に入れます。これでコントロール+クリック時にはいつでもオプションが使えるようになります...
下の図は僕の使っているFinderPop項目フォルダとそれに対応するFinderPopメニューです:

右の図は、僕のFinderPop Itemsフォルダとそれに対応したFinderPopメニューです。

端的に言えば、あなたがメニューから選択したどんなものでも、FinderPopはそれを開こうとします。Finderでの選択項目でFindePopメニューからアプリケーションを選ぶと、それを使って開くようにします。例えば、選択項目を"DropStuff"で圧縮したいときは、"DropStuff"のエイリアスを "FinderPop 項目フォルダ"に追加したうえで、ファイルを選択し、コントロール+クリックでFinderPopサブメニューから "DropStuff"を選択します。

FinderPopメニューは通常アルファベット順に現れますが、接頭辞を加えることによって並び順をコントロールできます。この接頭辞は項目名の最初の3文字からなり、3番目の文字は閉じるカッコ')'で、他の最初の2文字は '('ではありません。この接頭辞はメニューには表示されません。

一般的な並び順についてはアピリアンスタブの"FinderPopメニュー項目のソート順"で指定できます。変更日順、アルファベット順とか最初にアプリでその後にフォルダ、そしてその他の書類などです。(各並び順のサブグループではアルファベット順になります)これらの並び順は上記で説明した他のいかなる接頭辞の並び順の指定よりも優先されます。並び順はディレクトリごとにも指定できます。くわしくはこちらをご覧下さい。

FinderPop項目フォルダ内の '-***' で終わる項目は、メニューの区切り線となります。下記はJames Walkerの OtherMenuとで取り決められたセットです。これは'----' (マイナス-マイナス-マイナス-マイナス.)で終わる名前の項目でも同じです。

フォルダやエイリアスを拡張する OtherMenuにおいて、名称が '-!!X' で終わるものは拡張されません。(サブメニューが追加されません)メニュー内での名称は '-!!X' が表示されませんので、FinderPopメニューが汚くなることはありません。(潜在的にはそうではないですが) '-!!x' で終わるフォルダ名は、拡張されないばかりではなく、フォルダアイコンも表示されません。以前、いろんな無茶なアイデアを受け取っていた頃、それなしではFinderPopは "根本的欠点"という人たちのためにこの機能を追加しました。

'-!!a'で終わる項目は、アプリケーションフォルダ内(ユーティリティフォルダなども含む)の全てのアプリケーションのサブメニューがつきます。メニュー項目名はその項目から取りますので、例えば'各アプリ-!!a'という項目名の場合、メニュー項目名は「各アプリ」となり‘全てのアプリケーション’を特別なサブメニューを持ちます。項目はファイルでもフォルダでもエイリアスでも構いません。名前が'-!!a'で終わる項目はその項目内にある内容を全て無視して‘全てのアプリケーション’を特別なサブメニューを持つようになります。

'-!!d'で終わる項目は、FinderPop初期設定パネルで設定した時と同じように、デスクトップサブメニューを持つようになります。つまり、初期設定パネルで設定した場合よりも、どんなFinderPopの階層にもデスクトップサブメニューを置くことができるようになります。

おなじように'-!!p'で終わる項目はプロセスメニューを持つようになります。例えば'起動中-!!p'という名前の項目は、通常のFinderPopのプロセスメニューと同じように現在起動中のアプリケーションのサブメニューを持つ「起動中」という名前の項目になります。 コントロールキーを押してメニューを出すと、バックグラウンド専用のアプリケーションも含まれるようになります。

'-!!n'で終わる項目は、インストールされているシステム環境設定パネルをリストにしたサブメニューを持ちます。例えば、「環境設定-!!n」という名前の項目は全てのシステム環境設定パネルをサブメニューに持つ「環境設定」という項目になります。

'crtr-!!!'で終わる項目:アプリケーションの4文字コードを知っていれば、特定の項目が現れるようにカスタマイズすることができます。例えば、Finderの4文字コードは'fndr'で、GraphicConverterのは'GKON'ですが、'GKON-!!!'で終わる項目は、GraphicConverterが現在使用されている時にのみFinderPopメニュー上に現れます。同じように'!GKON-!!!' で終わる項目(最初に!がついています)はGraphicConverterが現在使用されていない時にのみFinderPopメニュー上に現れます。
4文字コードは、FinderPopメニュー上で選択している項目が反転している時にコマンドキーとオプションキーを押すと現れる情報の中の「Type/Crtr'」の欄で知ることができます。TYPEは通常「APPL」で、その次に表示されているものが4文字コードとなります。
これにはマイナス面があります。全てのアプリケーションに4文字コードがあるわけではないからです。次バージョンではたぶん、例えば「com.apple.Console」を使用するかも。
実を言うとFinderの本当の4文字コードは「MACS」なんですが、このクリエータコードは他のシステムソフト項目にも使用されているので、FinderPopでは「fndr」を使用しています。

この、アプリケーション特定の機能は、新しい機能である'---i' "inline-this-folder"機能と組み合わせることができます。例えば、「InlineTest ttxt-!!!-!!i」というフォルダはその内容をFinderPopメニューに持ち、TextEditが最前面にある時だけ現れます。TextEditが最前面にない時は、そのフォルダにはFinderPopメニュー上には何も現れません。 (もうおわかりでしょうが、TextEditの4文字コードは「ttxt」です)

'mbar!!!!'で終わるものはメニューバーのクリック時にのみ現れます。

'fsel!!!!'で終わるものは項目のコントロール+クリック時にのみ現れます。(例:ファイルやフォルダの選択時)

このユーザインターフェースは"根本的欠点"だと率直に認めますが、改善する時間が持てるようになるまで、しばらくはこのままでしょう。物事は一度にやらなきゃね。

FinderPop 環境設定のオプションは説明不要でしょう。 :-) ほとんどの項目についてはヘルプタグがあります (ヘルプテキストを見たい項目にマウスを乗せます)


FinderPopの呼び出し


FinderPopメニューの操作

通常のOS Xのメニューのように、文字をタイプするとその文字が最初に使われている項目が選択されます。マウスの動きがちょっとだけ節約できます。
深い階層でキーを押すと、OS Xのメニューマネージャーは非常に時間がかかりますので注意が必要です。ビーチボールが数秒間出ることは異常ではありませんが、心配はありません。メニューマネージャーはそのうち回復します。このバグはアップルに報告済みです。この理由から、下記に示すFinderPopの様々な機能を使うには、コマンド+オプション+シフトの修飾キーの使用が好ましいです。このバグはLeopard!で修正されたようです。

さらに、FinderPopメニューの表示中にいろいろな修飾キー(コントロール、コマンド、オプション、シフト)押すと、FinderPopの動きを変更することができます。下記のリストはFinder上で何も選択していないときに、FinderPop関連のサブメニューの表示中に可能な機能のアウトラインです。この時、マウスポインタの表示が変わります。

Finder上での選択時に、フォルダ上にカーソルが乗るとカーソルが自動的に変わります。カーソルはこのように なり、選択項目を選択したディレクトリにコピーできるようになります。この場合、フォルダを選択したときにはいつも確認ダイアログが現れます:

MoveCopyAlias

(ボタンに対応するキーをタイプしてもおなじ動作をします -- 移動/m コピー/c エイリアス/a) 別先のフォルダを選択するには f ボタンを押します。

項目をフォルダへコピーもしくは移動させる時に、既に同じ名前の項目がある時は、FinderPopは上書きするかどうかの確認ダイアログを出します。上書きしないよう選択した時は、完全にコピー/移動は行なわれません。つまり何もコピー/移動されません。

例えばコピー先のディスクがいっぱいなどでコピーができない場合には、カーソルは通常の矢印カーソルに戻ります。コマンド/オプション/シフト/コントロールなどを押すことによって出るカーソルはそれに優先されます。

これらの修飾キーの組み合わせはピアノの練習にいいです。


ヒント & Tips

FAQ me!


Release Notes


今のところ以上です。近日中に加筆します。

Last modified by turly, Tuesday 21-September-2008.
Made with vim, touched up with Bare Bones Software's fine TextWrangler!

日本語訳:Osamu Satoh (osamus@connectworks.jp)
このローカライズ版は、作者より正式に許可を得て行なっています。誤訳があればご指摘ください。 作者特有のユーモア表現など、使用方法にあまり関係がない記述は割愛してある場合がありますが、時間ができたら訳します。