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バイヤーズガイド:スキャナー 600dpi機でも実売5万円から [Thursday, February 26, 1998 佐藤 千秋=日経MAC] スキャナーのグレードを示す指標の1つに光学解像度が挙げられる。従来は,300(400),600,1000dpi以上の3クラスに分けられていた。これまでは,画像処理を専門としないユーザーには,300dpi機が価格のうえでもエントリー・モデルとして,認知されていた。 しかし,ユーザーのプリンター(カラー・インクジェット・タイプなど)の解像度が720dpi,あるいはそれ以上になっている現状を考えると,最初から600dpi機の購入を検討した方がよいだろう。原稿の大きさ以上で打ち出すケースが多いのであれば,プリンターの出力解像度がスキャナーに必要な読み取り光学解像度の基準となる。 インクジェット・タイプであれば,出力解像度の30%でもかまわないが,昇華型などの熱転写系では,ズバリの解像度が必要だ。 すでに,600dpi機でも実売5万円から選べ,設置面積でも300dpi機と大きな違いがない。 入力階調もチェック・ポイント 読み取り光学解像度の次にチェックずべきところは,読み取り方式と読み取り階調。読み取り方式はRGB各色を同時に読み取る1パス式が主流でスキャン速度も速い。 読み取り階調は,出力階調と同じ8ビット機から,10あるいは12ビット機などがある。これは,原稿の濃淡を8ビットの256階調に分けるか,12ビットの4096階調に分けるかの違いだ。最終的には8ビットで出力されるのだが,理論的には,入力ビット数が大きいほど,階調が滑らかになる,黒つぶれや白飛びがおきにくいというメリットがある。 設置面積については,小型化が進み,キヤノンの「CanoScan」シリーズ,シャープの「JX-250M3」のように286×400mm程度のものが出ている。また,原稿カバーの開き方だが,長辺側にヒンジが付いている製品は,上部に必要な空間が小さくなる。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年3月号(98年2月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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