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バイヤーズガイド:ディジタル・カメラ 人気はメガピクセル。最新機種ほど動き速い [Friday, July 10, 1998 佐藤 千秋=日経MAC] 定価で10万円を切った富士写真フイルム「FinePix700」の登場以来,メガピクセル・ディジタル・カメラはぐっと身近なものになった。実売価格もこなれてきたため,市場での人気も高い。最初から,メガピクセル機に狙いを絞って,買いに来る客も少なくないようだ。 ディジタル・カメラの大きな特徴である撮影から画像取得までの手軽さに,画質の高さが加わり,サービス判スナップでは銀塩カメラに取って代われるところまできた観がある。 さらに,ユーザーの間には,ディジタル・カメラは性能向上のスピードが著しく速いという認識が広まっているのか,最新機種から売れていく傾向がある。最新機種ほどメーカー希望小売価格と実際の市場価格との開きが小さいが,メーカー側の努力もあって,メガピクセル機でも希望小売価格の段階でかなり勉強した値付けがされているため,市場価格の下げ幅が大きい既存機種に対しても,強い競争力を持てるようになったのも理由の1つだ。 拡張性が期待できる本格的OS搭載機が登場 最近のディジタル・カメラを巡る技術的なエポックは,ディジタル・カメラ用OS「Digita」だろう。米FlashPoint社のOSで,コダックが「DC260 Zoom」にいち早く搭載した。シャープやミノルタなど他メーカーにもDigita採用の動きがある。FlashPoint社は,Digita対応のプリンターなどが出荷され,ディジタル・カメラを軸とした画像処理環境が構築されるという見通しを立てている。 Digitaには拡張性が期待できるものの,これに対応したハードもソフトもDC260 Zoom以外以外には,まだ存在していない。DC260 Zoomの性能や機能を評価している場合は別として,Digitaはまだ静観の時期としてよいだろう。 ちなみに,コダックは「DC210 Zoom」でも拡張性に対するこだわりを見せている。アップグレード用の同社製コンパクト・フラッシュ・カードを使えば,機能,性能面では「DC210A Zoom」にバージョンアップする。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年8月号(98年7月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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