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内蔵IDE 1.2GB搭載の一部マック OS 8や7.6.1で起動せず。修正ソフト配布へ [Wednesday, October 8, 1997 改井 満=日経MAC] 米Apple Computer社はPower MacやPerformaシリーズの内蔵1.2GBハード・ディスク搭載機の一部で,Mac OS 8やMac OS 7.6.1から起動できなくなる現象を明らかにした。Appleはハード・ディスクのドライバー・ソフト修正プログラム(英語版)の配布を97年10月6日,Webサイトで開始した。日本法人のアップルコンピュータも,同様のトラブルが起こる可能性を認め,10月15日までに同社のWebサイトで日本語版を配布を開始する。サポート窓口の「アップルカスタマーアシスタンスセンター」でも同プログラムを収めたフロッピー・ディスクを配布する予定。また英語版でもトラブルを防げるが,正規のサポート対象外となる(情報の入手先は下欄の関連情報を参照)。 このトラブルは,日本国内で販売されている「Power Mac 6300/160」,「Performa 64xx」シリーズと一体型「Performa 54xx」シリーズ,「twentieth anniversary Macintosh」の一部機種で発生する可能性がある。起動時や再起同時のいずれかで,「?」マークのフロッピー・ディスクが表示され,起動ディスクが見つけられないという現象だ。付属のシステム・ソフトウエアCD-ROMを使って起動すると,最悪の場合,内蔵ハード・ディスクがマック用として認識できず,ハード・ディスクの初期化を促される場合がある。アップルによると,日本国内で10月6日までにこのようなトラブルの報告は1件も受けておらず,7日に「今回のトラブルではないかと考えられる現象について3件報告が上がっている」(同社広報)。 米AppleがWebサイトなどで公開した情報によると,この現象は上記機種の中でも,内蔵ハード・ディスクが1.2GB仕様(いずれもIDEインタフェース)の製品に限定されており,必ず起こるわけではない。しかし,それ以外の機種で発生する可能性が全くないとは言いきれないとしている。 今回のトラブルは,ハード・ディスクを制御するドライバー・ソフトを収めた修正プログラム「Drive Setup 1.3.1」(日本語版は「ドライブ設定 1.3.1」として配布予定)を使えば回避できる。システムCD-ROMで起動し,フロッピー・ディスクなどからDrive Setup 1.3.1を起動し,メニューから「Update Driver」を選択して,ドライバーを「ATA 3.07」へ更新すればよい。前回終了時にハード・ディスクの管理情報が正く更新されず,起動ディスクが認識できなくなる場合もあるとして,必ず,作業の前に,システムCD-ROMに収録されているディスク・ユーティリティー「Disk First Aid」を使って,管理情報のチェックと修復を行うよう指示している。 Mac OS 8はインストール時にデフォルトで「ドライブ設定 1.3」を使って自動的にドライバーを更新しようと試みる。この操作を受け付けるApple製1.2GBハード・ディスクでトラブルが発生する可能性があるだけに始末が悪い。近く配布される1.3.1版を使って,OSインストール後に必ず更新を行うのが無難だ。 なお,AppleはIDEハード・ディスクを内蔵するPowerBook 150を除き,68040以上の全機種(英語版)を対象に新たに配布するドライバーで更新するように薦めている。 関連情報: アップルコンピュータ——「起動時の「?」(クエスチョン)マーク点滅問題について」 米Apple社——Tech Info Library 米Apple社のFTPサイト(ftp://ftp.info.apple.com/)からDrive Setup 1.3.1(英語版,hqx形式イメージ・ファイル)をダウンロード |
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