Back to Home
T o p
ホット・ニュース
ホット・ニュース

ホット・ニュース
ホット・ニュース

バイヤーズ・ガイド
バイヤーズ・ガイド

インターネット広場
インターネット広場

日経MACレポート
日経MACレポート

記者の目
記者の目

日経MACから
日経MACから


Nikkei MAC CD目次
Nikkei MAC CD目次

NIKKEIMAC.COM
NIKKEIMAC.COM

日経BP社 BizTech
日経BP社 BizTech

COMDEX/Fall '97ハイライト
会場で見つけたマック関連製品

[Thursday, November 20, 1997 シリコンバレー・オフィス発、山田 剛良=日経MAC]

開催中の世界最大のパソコン展示会「COMDEX/Fall '97」。会場で見つけたマック関連製品についてレポートする。

ナゾの互換機メーカー「Mactell」
266MHzのG3マシンが3495ドル

(8k) COMDEXの会場でマックを見かけるのはまれだ。UMAX Computer社のブースを除けば,Motorola社がStarMaxシリーズを展示している程度。だが,そのStarMaxシリーズの隣に見慣れないマシンが展示してあった(写真1)。

社名は「Mactell」(http://www.mactell.com/)。266MHz動作 750搭載のタワーを3495ドルで販売する。ラインナップにはほかに,999ドルの603e/200MHzデスクトップ,1995ドルの603e/300MHzミニタワーなどをそろえる。603eマシンはMotorolaのTanzania II,750マシンにはUMAXのTsunamiボードを使っている。PowerPC 750を搭載するMPUカードは独自設計で2次キャッシュへはMPUの動作速度と同じ周波数(1:1)でアクセスする。

Mactell社社長,Roy Stoker氏によると,同社は96年9月にMotorolaからMac OSのサブ・ライセンスを受け,96年末に会社を設立してビジネスを始めた。これまではOEMによる販売が多かったようだ。Motorola社のブースを間借りしているのは「弊社がMotorola社との取り引きが多いため。資本関係はまったくない」(Stoker社長)という。

マシンは同社のWebサイトで購入できる。AppleやDell Computer社と同様にマシンのコンフィグレーションを自由にオーダーできる。日本への出荷は「住所の入力フォーマットを変更する必要がある。2週間以内にサイトを変更して受け付けられるようにしたい」(Stoker社長)。電話による申し込みなら現在でも受け付けるという。

「Millemium II」マック版が登場
250MHz RAMDACを搭載し3D機能を強化

カナダMatrox社はPCIグラフィックス・ボード「Millemium II」のマック版を出荷した。Millemium IIは250MHz動作のRAMDACを内蔵する新チップ「MGA-2164W」をベースにしている。16ビット・カラー(3万2000色)での最高解像度は1920×1200(もしくは1800×1400)ピクセルまで表示できる。

さらに3D機能を強化した。テクスチャー・マッピングのアクセラレートをサポートしている。それに伴い,ビデオ・メモリー(WRAM)は16MBまで搭載できる。米国での価格は4MBのベース・モデルが219ドル。

フロッピー互換製品がまた登場
「HiFD」は容量200MB

(5k) ソニーと富士写真フィルムが共同開発した「HiFD」も注目展示の1つ。両社のブースとティアックのブースで試作品の展示がされていた(写真2)。

HiFDは容量200MBの新しいリムーバブル・メディア。ドライブが,現行のフロッピー・ディスクと読み書きの両方で互換性を持つのが最大の特徴である。来年第2四半期には製品を出荷する。OEM中心で供給する予定なので価格は公表していないが,ソニーの担当者によると「米Iomega社のZipドライブと同等か少し高いぐらい」になる見込みだ。

同等の製品としては,松下寿電子工業と米Compaq Computer社,米Imation Data Storage Products社が共同開発した「Super Disk(LS-120)」,米Swan Magnetics社が開発し,ミツミ電機などが製造を予定している「UHC」がある。先行する米Ioemga社のZipを含めると,開発メーカーと製造を受け持つライセンシーが入り乱れており,やや乱戦気味と言えるだろう。

(5k) LS-120はすでに出荷済み。UHCは出荷が遅れており,COMDEXの会場では第1世代の「UHC-130」の出荷を98年の春とアナウンスしていた。この理由について,Swan Magnetics社社長兼CEOのEden C. Kim氏は「ヘッドとメディアの量産開発に手間取ったため。問題はすでに解決したので,98年1月にパイロット生産を始め,3月には量産出荷を始める。量産時にはミツミ電機以外のメーカーからも出荷される」と説明する。同社は98年の夏に第2世代の「UHC-260」(容量260MB),99年の夏には第3世代の「UHC-520」(写真3,容量520MB)を出荷する計画だ。

●写真1 Motorolaのブースで展示されていた「Mactell」の製品
●写真2 「HiFD」(富士写真フィルムのブース)
●写真3 「UHC-520」のモックアップ

■

日経BP社 Copyright 1993-1998 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.
This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 9:18:46 PM.
Site Developed by Rei Watanabe