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米Radius社（http://www.radius.com/）は97年10月20日，次世代高速シリアル規格「IEEE 1394」（FireWire）を使ったディジタル・ビデオ（DV）編集システム「EditDV 1.0」を米国で出荷した。Radius製FireWireインタフェース・カードと，DV編集用ソフトEditDVを組み合わせたもの。米国での推定市場価格は999ドル。

Radius社は，FireWireインタフェースを利用したマック用DV編集関連ソフトをいち早く市場に投入してきた。今回のEditDVは，静止画取り込みの「PhotoDV」，動画取り込みの「MotoDV」に続く第3弾となる。

EditDVは，Radiusの既存ビデオ編集用ソフト「Radius Edit」に，DVを扱うための機能をいくつか追加したもの。インタフェースなどは，基本的にRadius Editと変わらない。新機能の代表格がDVデータからVHS品質のプレビュー・データを生成する「DraftDV」。レンダリング時間が，DV品質のプレビュー・データ生成時と比較し，3倍から5倍程度高速になるという。DVフォーマット・データ用QuickTime圧縮・伸長用モジュール「SoftDV」も含まれる。EditDVは，動画取り込みソフトのMotoDVも同梱する。

EditDVの日本での発売計画は未定である。

なお，米国ではMotoDVがマイナー・バージョンアップし1.1となったが，日本でも1.1J版を11月下旬に出荷する予定だ。