バイヤーズ・ガイド

インターネット広場

日経MACレポート

記者の目

日経MACから

Nikkei MAC CD目次

NIKKEIMAC.COM

日経BP社 BizTech

ソニー（http://sss.sony.co.jp/）は，パソコンで編集作業ができる「MD」（Mini Disk）プレーヤーと，ディジタル・カメラ2機種の出荷を発表した。

MDプレーヤー「MDS-PC1」（価格5万4000円，出荷97年12月10日，http://www.sony.co.jp/CorporateCruise/News/9710/97-092.html）は，マックやAT互換機のシリアル・ポートに接続し，付属の接続ソフト「MD Editor」を使って，パソコンから再生，停止，選曲，編集の操作ができる。

また，従来ダイヤルやボタンを組み合わせて1字ごとに入力していたディスク名，曲名の入力も，パソコンのキーボートから効率的に行えるようになった。使える文字は，漢字，ひらがな，英数字，カタカナ（ただし，プレーヤー本体で表示可能な文字は，英数字とカタカナのみ）。

さらに，マックとソニーのCDプレーヤー「CDP-CX200F」，「CDP-CE515」の「コントロールA1」端子と，このMDプレーヤーをつなげば，ドラッグ・アンド・ドロップで，CDからMDにコピーできる。

オーディオ面では，入出力データの20ビット化するなどの「ワイド ビット ストリーム」技術を採用し，微小レベルの音の再現性を高め，ダイナミック・レンジを広げた。また，光入力端子を2系統持ち，18ビット処理のサンプリング・レート・コンバーターも内蔵している。これにより，衛星放送やDATの32kHz，48kHzのデータも変換して，MDにディジタル録音できる。

ディジタル・カメラの新製品は，「DSC-MD1」（同12万5000円，1997年12月1日，http://www.sony.co.jp/CorporateCruise/News/9710/97-098.html）と「DSC-F3」（同6万8000円，1997年11月10日）。

「MDサイバーショット」というニックネームが付いた「DSC-MD1」は，MDデータ・ディスク（容量140MB，価格1500円）に，ファイン・モードの静止画を最大1000枚記録できる点が特徴。撮影時に1画像当たり約6秒の録音ができるほか，撮影後に音声を録音することもできる。 　CCDは1/3インチ35万画素で，出力画素数は640×480ドット。レンズの焦点距離は37〜111mm（ライカ判換算）。TFT液晶モニター，フラッシュを内蔵している。音楽用MDを入れた場合は，MDプレーヤーとしても使える。

「DSC-F3」は，「同F2」の後継モデル。取得画像の記録用内蔵メモリーが8MBになり，ファイン・モードの画像を最大60枚記録できる。また，640×480ドットのエコノミー・モードの画像を最大20枚連続して撮影できる，高速連写機能などが加えられた。

カメラの周辺機器では，PCカード・ストレージャー「DSAC-PCS1」（同1997年12月1日，3万5000円）が発売される。これは，同社のディジタル・カメラ「サイバーショット」シリーズから，赤外線通信インタフェースで取得画像を受け取り，PCカード（ATA）に記録するものだ。