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プロフェッショナルの仕事を少しでも楽にする,
それが私たちの使命だと思っています

[Thursday, December 25, 1997 星野 純=日経MAC]

(7k) Jill Hedrick氏
米Extensis社Director of International Sales

「QuarkXPress」や「Photoshop」,「Illustrator」といったディジタル・パブリッシングの現場で使われているプロ向けソフト用に,“気の利いた”機能拡張製品を精力的にリリースしているソフト・メーカー,米Extensis社(http://www.extensis.com/)。厳しい競争が展開されているこの市場で順調に業績を伸ばしてきた。97年末〜98年初頭にかけて日本語版新製品を多数リリースする注1)同社Sales Directorに業績の秘訣,戦略などを聞いた。

●プラグインというのは,“親”ソフトの市場競争力やバージョンアップにによって存続が危うくなることもあります。それでもプラグイン市場にこだわるのはなぜですか。

確かにそうした側面は否定できません。しかしExtensisは93年にできたばかりの小さな会社でしたから,市場に影響を与えるためには,プラグインが最も適していると判断しました。そこで,QuarkXPress用の「QX Tools」やPhotoshop用の「PhotoTools」など,なるべく多くの製品に向けてリリースしてリスクを軽減しています。また,各製品担当に対して,小回りの利く体制を常に維持しておき,“親”ソフトのバージョンアップに柔軟に対処させています。本体のベンダーにとっても,優秀なプラグインの存在は明らかにプラスになるんですよ。実際米Adobe Systems社は優秀なプラグイン開発者などに対して積極的な資金援助プログラムを行っています。私たちにとってプラグイン市場は依然として重要な市場です。

●Extensis社の目指すものは何なのでしょう。

最終的には,パブリッシング工程の,上流から下流まで幅広くカバーできる製品ラインナップを持ちたいと思っています。あくまで私たちの対象はプロフェッショナル・クリエイター,あるいはプリプレス関係の現場です。最近私たちの初のワークグループ向け製品「Portfolio」注2)という画像データベースをリリースしましたが,これもクリエイターの仕事を支援するのが目的です。あらゆるクリエイティブなプロフェッショナル・ユーザーの仕事を少しでも楽にする,それが私たちの使命だと思っています。

●マックは得意のパブリッシング市場でも押され気味ですが。

これまで,基本的にずっとマック・ユーザーがメイン・ターゲットでした。最近私たちも,Windowsユーザーも意識し出した,と言ってもいいかもしれませんが,クリエイター市場ではマックは非常に安定した地位ですし,依然成長しています。Windowsはまだこれから,というところでしょう。

(聞き手=星野 純)

●写真  中央がHedrick氏,左はMichael Ninness氏(Senior Product Marketing Manager),右はJacque Groth氏(International Sales Manager)

注1)Extensis社製品の問い合わせは,ソフトウェア・トゥー(03-5676-2177)。

注2)ネットワーク対応の画像データベース・ソフト。もともと旧Aldus社,そしてAdobeが取り扱っていた「Fetch」を,Extensisが買い取って独自の製品に仕立て直したもの。98年1月初旬に2万9800円で日本語版をリリースする予定。

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This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 9:25:48 PM.
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