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圧縮ソフトのMedia Cleaner Pro
SRAが日本語マニュアル付きで販売

[Friday, December 19, 1997 改井 満=日経MAC]

SRA(ビジネスプロダクト部:03-3234-4211,http://www.sra.co.jp/)は97年11月下旬,米Terran Interactive社(http://www.terran-int.com/)製のマルチメディア圧縮ソフト「Media Cleaner Pro 2.0」に日本語版マニュアルを添付して4万2000円で出荷した。

AVマックの普及などで,比較的簡単にビデオの取り込みが出来るようになった。Webページ向けにムービーを作成したり,CD-Rに映像アーカイブを保存する機会は,パーソナルからビジネスまで着実に増えている。ここで戸惑うのが,ムービーの圧縮だ。再生メディアの伝送速度と画質とを勘案して,最適な圧縮設定を行うには,多くの知識が要求される。こうした悩みを解決してくれるのがMedia Cleaner Proである。

対話式に圧縮条件を設定できる

(18k) Media Cleaner Pro はビギナーからプロまで,ユーザーのレベルに応じて,ムービー圧縮設定が行えるように工夫されているのが特徴。大きく別けて,対話形式で設定を進める「Wizard」と,キー・フレームやデータ・レートなどのパラメーターを個別に設定する「Settings」がある。面白いのはWizardの方で,再生がWebページ,ユーザーをローエンド機種まで対象とするか,接続はV.34モデム・ユーザーを主な対象とするかなどの質問に答えていくと,圧縮設定が自動設定され,どのような画質になるか,非圧縮映像と比較しながら圧縮ができる(写真)。

一度設定した映像や音声の圧縮条件は,定義ファイルとして保存でき,複数の未圧縮映像などを定義ファイルにドラッグ・アンド・ドロップすればバッチ処理も可能だ。

いったん映像の圧縮を開始した後に,圧縮作業を一時中断できるユニークな機能も備えている。圧縮作業中に限って,そのマシンでしかできない仕事が発生しても,一次中断し,たの作業を行った後に,圧縮を再開できる。もちろん,再開時には未圧縮の部分だけを圧縮する。一時中断中に,すでに圧縮した映像を再生することまで可能だ。

このほか,輝度や色相,フレーム間のぼかしなど,簡単なながら有益なエフェクトがかけられるなどの機能も備えている。

QuickTime 3.0対応版で完全日本語化

Media Cleaner Pro 2.0の基本は,QuickTimeの圧縮アルゴリズムを利用し,その設定をビジュアルなインタフェースで実現したソフトである。だが,2.0になって扱える映像・音声フォーマットを増やした。米Progressive Network社の「RealMedia」,米VDOnet社の「VDOLive」,音声フォーマット「AIFF」もサポートした。

Media Cleaner開発元のTerran社では,98年1月に登場するQuickTime 3.0の新機能に対応したMedia Cleaner Pro 3.0(英語版)を2月に出荷する計画。日本ではこの3.0を日本語化し出荷する予定である。

Terran社はWebサイトで,マルチメディア圧縮技術の基礎から最新動向までを詳しく解説したページ「CodecCentral」(http://www.codeccentral.com/)を解説しているが,同等の内容を日本語化したページもサポートを担当するアイ・ツゥ(terran-info@i2j.com)が98年1月をメドに開設する準備を進めている。

●写真  圧縮の際には「遅いマシンで28.8kbpsのダイアルアップ・ユーザーがQuickTimeムービーをダウンロードして再生」というような条件を与えて,どの程度画像が劣化するかをシミュレーションできる。

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This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 9:26:56 PM.
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