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シンカがディジタル時代に対応した 文字組みサービスを開始 [Monday, December 8, 1997 星野 純=日経MAC] 九州・福岡で写植/DTP制作などを行っているシンカ(092-531-1212,http://www.dtinet.or.jp/~shinka/)は,97年9月から新たに会員制のディジタル・データによる文字組みサービス「Q.Q.(クオリティ・アンド・クイック)DATAサービス」を始めた。 同サービスは,クライアントから発注された文字組みを指定書体で組み,アウトライン化して,ベクトル・グラフィックス・データで納品する。ちょうど,従来の写植業務の印画紙納品をディジタル・データにした格好だ。 写植書体(写研,モリサワ,リョービ),PostScript(PS)書体(13社)の和文に,欧文を合わせて約4200書体が利用できる。PS書体をグラフィックス・ソフトでアウトラインに変換,写植文字は,いったん出力したものをスキャンしてトレースを行う。 すでにDTPと和文PSフォントは,広告や出版といった業界で広く普及している。その中であえて同社がこうしたサービスを始めた背景には,DTP制作工程の上流から下流まで同じ書体を揃えなければならないという制約や,「DTP工程でPSフォントが存在しない写研の書体を使いたい」という根強いニーズがあったという。 データは電子メールによる納品が可能。12月現在で,日本全国で196社が会員登録している。 ただし,文字のアウトライン化という著作権的にデリケートな業務であるため,文字単独でのアウトライン化など“字母の提供”につながるような内容の依頼には,受注を断る場合もあるという。 |
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