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アミュレット, 250MHzのG3互換機の販売を計画 [Friday, January 23, 1998 平沢 真一=日経MAC] 販売店の「Amulet(アミュレット)」を運営する市川充商店(03-5295-8418,http://www.amuletcom.co.jp/)は,今後250MHz版のコスト・パフォーマンスに優れたG3 Mac OS互換機をショップ・ブランドで販売する計画だ。Amuletのゼネラル・マネジャー,高山直久氏が明らかにした。 現在Amuletは,300MHz動作のG3 Mac OS互換機を輸入販売している。製造元は米PowerTools社(http://www.pwrtools.com/)で,米PowerLogix社(http://www.powerlogix.com/)のアップグレード・カード「PowerForce G3 250/250/1MB」を300MHzにクロックアップし,UMAX社の互換機「Sシリーズ」のマザーボード(Power Mac 9600用とほぼ同等)に搭載したモデルだ。 きょう体はUMAX社のS900と全く同じ(写真)。メイン・メモリーやUltra SCSIカードとそれに対応した高速ハード・ディスク,ビデオ・カードなどをAmuletで追加してMac OS 8日本語版を同梱して販売している。価格は76万5000〜101万5000円。「価格が価格だけに,グラフィックス関連の法人ユーザーが購入している。ウリは,安価なDIMMをふんだんに使えることと,PCIスロットを6基使えること。実績があって信頼度も高いUMAXのマザーボードがプロ・ユーザーに受けている」(高山氏)。 そこで,よりコスト・パフォーマンスに優れたモデルの追加を検討し始めた。高山氏は,現在のG3カードの中ではCPUの動作周波数が250MHz,バックサイド・キャッシュも250MHz,キャッシュ・サイズが1MBの製品の価格動向に注目している。この組み合わせが最もコスト・パフォーマンスにたけていると考えているからだ。「米Interex社(http://www.xlr8.com/)かNewer Technology社(http://www.newertech.com/)のG3カードを使った互換機を組み立てて販売したい。狙いはバックサイド・キャッシュが1:1で動く250MHz版のカード。きょう体とマザーボードはUMAX社のものを使う予定。価格は,できれば60万円ぐらいに抑えたい」(高山氏)。
こちらの写真は300MHz動作のG3を搭載しているCPUカード。大きな発熱があるために,ヒート・シンク(放熱板)とPowerPC 750チップの間にペルチエ素子(電力で熱を強制移動させる半導体)を封入して強制冷却している。ヒート・シンクの下から出ている2本のリード線がペルチエ素子へ電源を供給するケーブルだ。 高山氏によると,CPUの動作速度は298MHzぐらいまでは安定して動くが,300MHzに上げると不安定になるという。ところが「298MHzで動かしてみたところ,CPUの動作は安定するがビデオ・カードの描画速度が追いつけず,画面上にゴミが残るような現象が起きた。ユーザーには292MHzで動かすことを推奨している」。 |
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