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米Newer Technology社（http://www.newertech.com/）がPowerPC 750を搭載した各種アップグレード・カード「MAXpowr G3」シリーズを発表している。

今すぐに入手可能なのはPower Mac 7500/100以降のPower Mac製品，8500，9500，7600，8600など用のCPUカードのみ（写真下）。合計で4機種ある。

まず，CPU動作周波数が275MHzの商品はキャッシュサイズが1MB，2次キャッシュ・バスの動作周波数が275MHzの「MAXpowr G3/275/275」と183MHzの「MAXPower G3/275/183」の2種類。店頭販売価格はそれぞれ1999ドルと1299ドル。次に，CPU動作周波数250MHz，2次キャッシュ・サイズ512KB，2次キャッシュ・バスの動作周波数が125MHzの「MAXpowr G3/275/125」は999ドル。最後にCPU動作周波数266MHz，キャッシュ・サイズ1MB，2次キャッシュ・バスの動作周波数が133MHzの「MAXpowr G3/275/133」が1199ドルで出ていた。

6100，7100，8100用は2月発売

Power Mac 6100，7100，8100などの第1世代と言われるPower Mac用のカードは98年2月以降の発売（日本市場は3月）。PDS（Processor Direct Slot）に差す。動作周波数が210MHzの「MAXpowr G3/210/110」と240MHzの「MAXpowr G3/240/120」の2種類ある。前者のキャッシュ・サイズは512KBで後者が1MB。6100と7100/8100はきょう体が異なるため，カードの形状が異なり価格も違う。6100用の「MAXpowr G3/210/110」が499ドルで「MAXpowrr G3/240/120」は699ドル。7100/8100用の「MAXpowr G3/210/110」は599ドルで，「MAXpowr G3/240/120」は799ドル。

第1世代のPower MacはPDSを1基しか持たない。AVモデルでは，唯一のPDSをビデオ入出力カードが占有しているので，ここにG3カードを差すとAVカードは使えなくなるのだろうか。

この問題を解決するために，同社ではG3カード上にコネクターを設け，そこに従来から使っていたAVカードを接続できるようにした。このため，PDSが1基でも，G3カードとAVカードの両方を使える。

PowerBook 2400cもG3へ

PowerBook 2400c用のG3アップグレード・カードのプロトタイプが早くも展示されていた（写真上）。同社では，98年2〜3月に米国で出荷，その直後に日本でも販売したいと話している。参考出品しているものはCPU動作周波数が240MHz，2次キャッシュ・バスの動作周波数が120MHz，キャッシュ・サイズ512KBのものだった。実製品のスペックはまだ確定していない。価格も未定。

●写真● Newer社のPowerPC 750アップグレード・カード。上がPowerBook 2400c用で，下が7500，8500ほかのシリーズ用