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MACWORLD Expo/San Francisco '98 注目ソフトを総ざらい [Sunday, January 11, 1998 山田 剛良=日経MAC] 今回のMACWORLD Expo/San Franciscoの展示会の目玉は「PowerPC 750」搭載のアップグレード・カードとMicrosoft社「Office 98」に尽きる。では,他の大手ベンダーはどうだったのだろうか? インターネットに注力するMacromediaとClaris Macromedia社(http://www.macromedia.com/)は今回のExpoで発表したドロー・ソフト「FreeHand 8」とHTMLエディター「DreamWeaver」中心の展示。登場が期待されるムービー編集ソフト「Final Cut」の展示はなかった。FreeHand 8はオブジェクトに「透明度」を設定可能になった。複数の半透明なオブジェクトを重ね合わせたイラストなどが作成でき,表現力が広がった。また「Flash」との統合をさらに進めたり,URLリンクを埋め込んだイラストの生成といったWeb出版機能をさらに向上させた。
他の大手のベンダーはこれといった目玉製品をリリースしていない。Adobe System社は従来製品のみ,Meta Creations社はすでに発表済みの「Bryce 3D」などが中心の展示。Quark社に至ってはブースすらなかった。
HFS Puls変換ユーティリティーや
ユーティリティーの雄,Aladdin Systems社(http://www.aladdinsys.com/)は「StuffIt 4.5」と新製品「Spring Clearing 2.0」中心の展示。Spring Clearing 2.0はインタフェースを一新し,アプリの削除機能が付いた。 先にNow Software社を買収したQualcomm社(http://www.eudora.com/)は電子メール・ソフト「Eudora Pro 4.0」の出荷アナウンス,Mac OS 8に対応した「Now Utilities 6.7.1」へのアップデーターの配布を即日開始した。Eudora Pro 4.0はマルチスレッドに対応し,バックグラウンドでのメール取得が可能になったほか,LDAPとHTMLメールに対応した。 Connectix社(http://www.connectix.com)は「Surf Express」(「注目のインターネット製品」参照)と「Virtual PC 2.0」を発表した。Virtual PC 2.0は「最大40%速くなった」ほか,マックのデスクトップとの間でファイルのドラッグ・アンド・ドロップを可能にした。 対するInsignia Solutions社は「SoftWindows 95 5.0」を発表した。こちらは25%高速になったほか,「Sound Blaster」(AT互換機の事実上標準となっているサウンド・システム),MMXのエミュレーション機能が付いた。またジョイ・スティックもサポートした。新しい機能としては,マックのフォルダをWindows側から直接読み込める機能がある。SoftWindowsのウインドウにマックのフォルダをドロップすると,そのフォルダは新しい「ドライブ」として登録される仕組み。ちなみにInsigniaの担当者は「Virtual PCより我々の方がすべての面で高速だ」とコメントしていた。 AppleはHyperCard新版を公開 Appleのブースでは「HyperCard 2.4」が展示されていた。久々のバージョン・アップである。HyperCard 2.4はQuickTime 3.0に完全に対応した初めてのツール。QuickTimeの機能を使って様々な形式のファイルにアクセスできるほか,ムービーの変形や特殊効果の利用が可能だ。現在,β版を公開中(http://hypercard.apple.com/)で,6週間後の2月中旬には正式版を出荷予定である。HyperCardは今後の改良も予定されており「今回のバージョンは次へのプレリュード」(担当者)との位置づけになる。 |
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