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MACWORLD Expoはユーティリティーなどを専門にしている小規模なディベロッパーにとって格好のプロモーションの場である。今回のSan Franciscoでも新しいユーティリティーがいくつか出品されていた。この中でインターネット関連のソフトをいくつか紹介しよう。今すぐインターネットからお試し版をダウンロードできる製品もある。

米Connectix社（http://www.connectix.com/）の「Surf Express」は今回のExpo目玉商品の1つ。Webブラウザー・ソフトのキャッシュ機能を置き換えて，ページの表示を快適にするユーティリティーだ。Connectix社の説明では36倍速くなるという。ブラウザー側からはプロキシー・サーバーとして見える仕組みになっている。

Surf Expressはインテリジェントなキャッシュのほか，ユーザーがよく訪れるサイトを記憶し，自動的にデータを取得する機能やキャッシュしたデータの中身を検索する機能がある。価格は39.95ドル，Expoでは29ドルで販売していた。

米ClearWay Technologies社（http://www.clearway.com/）の「Web Archer」はWeb上のサーチ・エンジンを利用する小さなアプリケーション。Webブラウザーと連携して使う。

自動的に起動する小さな窓にキーワードを入力し，ボタンを押すと「AltaVista」や「Yahoo」といったサーチ・エンジンにアクセスし，検索結果をブラウザーに表示する。結果が気に入らなければもう一度ボタンを押すと別のサーチ・エンジンにアクセスする。あらかじめ代表的なサーチ・エンジンとクエリー・ドキュメントを登録してあるわけだ。サーチ・エンジンのほか，ニュース・サイトや株価，ファイルのダウンロード，マック製品通販サイトなどが登録済み。常に最新の情報に更新するため，ClearWay社のサイトに定期的にアクセスしてサイトの情報を更新する機能がある。価格は29.95ドル。

米RockStar Studio社（http://www.rockstar.com/）の「GearBox 1.5」は接続設定の切り替えユーティリティーの新版。TCP/IP，モデム，PPPドライバーや電子メール，ブラウザーの設定，電話番号などをワンタッチで切り替えることができる。価格は44.95ドル。

1.5ではインタフェースがやや改善されたほか，多くのバグを修正した。同社のスタッフによると現在，日本語版を準備中。98年2月のMACWORLD Expo/Tokyoでお披露目できるかも，とのことだ。