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クラリス再編,日本でも 4月1日より「ファイルメーカー株式会社」 [Thursday, February 12, 1998 服部 雅幸=日経MAC] 米Claris社(http://www.claris.com/)の再編に伴い,同社日本法人クラリス(http://www.claris.co.jp/)は98年4月1日より「ファイルメーカー株式会社」と社名を変え,取り扱い製品を「ファイルメーカーPro」「同サーバ」「クラリスホームページ」の3つに絞る。「クラリスインパクト」「クラリスワークス」など上記以外の旧クラリス製品の開発/販売は同日からアップルコンピュータ(http://www.apple.co.jp)に移管される(表A)。「Mac OS」「AppleShare IP」などクラリスが販売していたアップルのソフトウエア・パッケージも4月1日からアップル自身が扱う(3月出荷予定のMac OS 8.1アップグレード・キットは最初からアップルが販売する)。 米Claris社は2月1日から新社名「FileMaker, Inc.」(http://www.filemaker.com/)で運営しているが,日本法人は3月31日までは従来通りで,2月18日から開催される展示会「MACWORLD Expo/Tokyo」ではクラリスとして出展する。米社では再編時に300人がレイオフされたが,この中には15人の現日本法人スタッフは含まれていないと言う。だが米社を本拠とする日本語版開発チームの去就はノーコメント。 再編の理由についてクラリスの宮本高誠代表取締役社長は「クラリスの将来はファイルメーカーProとともにあることが明らかになってきた」と,同製品にフォーカスした戦略転換を挙げる(クラリスホームページを継続するのは,ファイルメーカーProのWebパブリッシング機能と連携させる目的)。だが97年度の全世界売上2億8170万ドルに対してFileMaker Pro関連は7900万ドルに過ぎない。残り2億ドルを稼ぎ出すクラリス・ブランドを手放す理由について「製品の利益率などは全く無関係」(同社広報)と言うが,それ以外はノーコメントである。先の97年度売上は過去最高であり,97年第4四半期まで20期連続黒字と旧Claris社の経営はすこぶる順調である。 ●表A 4月1日からのクラリス製品の日本での取り扱い ファイルメーカー(旧クラリス)が取り扱う製品
アップルコンピュータが取り扱う製品 (旧クラリスが販売していたアップル製品) 開発が中止される製品 |
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