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PCIバス用2GB高速RAMボード ヤノ電器が3月ごろ発売 [Wednesday, February 25, 1998 編集長・林 伸夫=日経MAC] ヤノ電器〔078-993-0001,http://www.yano-el.co.jp/)は1枚で2GBまで実装できるPCIバス用のRAMボードを発表した。 「RAMDISK YR833」は256MBのDIMMを8枚搭載時に2GB,128MBのDIMMを8枚搭載時に1GBまで実装可能。PCIバスを持ったマックに差すと,RAMディスクとして,一般のハード・ディスク・ボリュームと全く同じ感覚で使える。 Finder経由のファイル・コピーやアプリケーションからのデータ書き込み,読み出しは40MB/秒に達し,マックを使った作業が劇的に高速化される。通常の内蔵ハード・ディスクでは5M〜8MBの転送速度しか得られず,ビデオ編集や大きなサイズの「Adobe Photoshop」のデータを扱う際に不満があった。 RAMディスクを動作させるためには専用の外部電源を使うため,マックの電源を落としても記録内容は保持される。また,RAMディスクからの起動も可能だから,システム一切をRAMに置き,高速でマックを起動させることもできる。 同社で45MBの画像データをPhotoshopで開き〔展開後は430MB),「シャープ〔強)」のフィルタをかけた後,180度図形を回転させ,ファイルを保存させたところ,純正の内蔵ハード・ディスクで約650秒,RAMDISK YR833を使った場合160秒程度と,約4倍近い改善が見られたという。 マックを使った場合,ほとんどすべての動作はOS経由となるためファイル転送速度は40MB程度に押さえられてしまうが,ハードウエアの仕様上は132MB/秒の転送も可能だ。したがって,もう1枚のビデオ取り込み用ボードからDVデータをこのRAMボードへダイレクトに取り込むような独自のアプリケーション・ソフトを組めば,その性能をフルに引き出して,リアルタイムのDVデータ送出なども可能になる。 現在,製品の最終調整段階で,出荷は98年3月頃の予定。価格はオープンプライスだが,1GBタイプで40万円前後,2GBタイプで100万円以内になりそう。 |
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