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ODBC,Tango,KLELine電子決済など
仏ACI社の98年度4D戦略

[Saturday, February 21, 1998 服部 雅幸=日経MAC]

マック/Windows対応の本格開発型データベース・ソフト「4th Dimension」(4D)の開発元であるフランスACI社のJean-Pierre Ribreau=International Training DirectorがMACWORLD Expo/Tokyoで来日し,「ODBC Driver for 4D」「Tango for 4D」「KLELineインターネット電子決済対応」など現在進行中のプロジェクトについて語った。

Excelなどで4D Serverにアクセスできる「ODBC Driver for 4D」

2月下旬には,Windowsの標準データベース・インタフェースである「ODBC(Open Database Connectibity)」を介して「4D Server」(クライアント/サーバー型の4D)へのアクセスを可能にする「ODBC Driver for 4D」を出荷する。

同ドライバーをインストールしたWindowsマシンでは,Visual BasicやMicrosoft Excel,Microsoft AccessなどのODBCクライアント・アプリを使って4D Serverとやり取りできる。「Windowsの大企業ユーザーを取り込むためには,ODBCドライバーが必要。Windowsの開発者からリクエストが多かった」(Ribreau氏)と,ニーズに答えた製品だ。

ODBC Driver for 4Dは,アプリから受け取ったODBC命令を,4Dの命令(4D Openコマンド)に置き換えて4D Serverに送信する。対応するのは4D Serverのみで,4th Dimensionにはアクセスできない。同ドライバーはWindows版のみで,MacODBC(マックでODBCを使うための機能拡張)には対応しない。「ODBCはWindowsの標準。マックではAppleEvent(複数のアプリでデータをやり取りする機能)で同様のことができる」(Ribreau氏)ためだ。

4th Dimensionの次期バージョン6.5には同ドライバーを同梱する。4D 6.5の発売は98年秋の予定。

4Dに最適化したCGIツール「Tango for 4D」

このODBCドライバーを使えば,CGI(Common Gateway Interface)ツール「Tango for ODBC」(カナダEveryWare Development社)を介して,Webサーバーと4D Serverを連携させたデータベース・パブリッシングも可能となる(図)。

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さらにACI社では「より高性能を発揮できる4D Server専用の“Tango for 4D”をEveryWare社と共同で現在開発中」(Ribreau氏)だ。ODBCを介すると,Tangoの命令(Query書類)をいったんODBC命令に変換して,さらにそれを4D命令に翻訳するオーバーヘッドが生じるが,Tango for 4DではQuery書類から直接4D命令を発行する。

4D,4D Serverはインターネット・サーバー機能を持つが,Tango for 4Dは既存のWebサーバーを利用したデータベース・パブリッシングの道を広げる。「セッションというデータベースの概念をそのまま生かした内蔵Webサーバー機能はイントラネット向け。一方,Tangoはインターネット向けの選択肢」(Ribreau氏)。なお出荷次期と価格は未定である。

KLELine電子決済サーバーに対応

さらに現在,フランスのKLELine社(http://www.kleline.com/)の電子決済システムのサーバー・アダプターを4D Server 6.5に追加する計画が進行中だ。KLELine社のシステムは,同社の決済サーバーに開設したKLEBOXと呼ばれる電子口座を利用するもので,ブラウザー/サーバー双方に専用アダプターが必要となる(ブラウザー用アダプター=プラグインは無償)。Webパブリッシング機能を標準装備する4D Serverに同アダプターを内蔵することで,ワンボックス型のKLELine対応サーバー開発システムを提供する狙いだ。「97年12月にKLELine社からライセンスを受け,Expoの翌週(2月下旬)から同社の開発者と具体的に話を進めて行く」(Ribreau氏)。

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This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 9:42:34 PM.
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