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アークポイント（http://www.arcpoint.com/）は98年3月28日，米Newer Technology社（http://www.newertech.com/）製のPowerPC 750/220，PowerPC 750/266を搭載したPCIマック向けCPUアップグレード・カード2機種を出荷したと発表した。

注目は店頭価格が10万円前後と安価な220MHz版の「MAXpowr G3 220/512K/110」（オープンプライス）。早速，本誌ではPower Mac 7500/100に装着してベンチマーク・テスト実施した。結果は4月18日発行の「日経MAC 5月号」で詳しく解説するが，そのさわりを速報しておこう。

米Symantec社の「System Info」での計測では，オリジナルの7500/100に比べて約3倍，アップルのPower Mac G3 DT233のわずか5〜6％落ちにとどまった。並行輸入品は店頭価格が8万円前後だが，アークポイントが販売するものは10万円前後になりそう。いずれにせよ，コスト・パフォーマンスはとても優れている。

なお，同カードにはディップ・スイッチでCPU駆動周波数を変更できる機構が備わっている。アークポイントの保証は上限220MHz動作だが，評価に用いたカードをMac OS互換機「S900」に組み込んだところ，275MHzまで安定して動作した。そこではPower Mac G3 DT233を約20％上回るSystem Info計測値をたたき出した。