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メディアヴィジョンからMacTools Pro新版
オリジナルのソースを元にした独自製品

[Thursday, March 12, 1998 田村 嘉麿=日経MAC]

メディアヴィジョン(03-3222-6841,http://www.mvi.co.jp/)はディスク診断・修復ユーティリティーの「MacTools Pro Ver.4.0.5」(オリジナルは米Symantec社:http://www.symantec.com/の開発)を98年3月21日に発売する。日本限定発売で,価格は1万4800円。

販売元のメディアヴィジョンが丸紅とソース・コード・ライセンス再契約を交わし(輸入元の丸紅はSymantec社とMacToolsのソース・コード・ライセンスを結んでいた),メディアヴィジョンがMac OS日本語版用に新しくプログラムを作った。

新版は起動可能なCD-ROMで提供される。メディアヴィジョンによると,中核となるディスク診断・修復モジュールの「DiskFix」は,同様の機能を持つ「Norton Utilities for Macintosh」(NUM)の「Norton Disk Doctor」で修復できないトラブルにも効果があるとしており,両ソフトの併用を勧めている。

半面,弱点も残っている。まず2GBを超えるディスクのパーティションをサポートしていない。エントリー・モデルのPower Mac 5500/225でも4GBのハード・ディスクを搭載している時代だが,そのディスクを2GB以下のパーティションに切りなおさなければ使えない。

また,対応するOSがMac OS 7.6.1とMac OS 8の2つで,それ以外のOSに対しては「このOSのバージョンに対応していない」というメッセージが表示され,起動できない。Mac OS 8.1の場合「Mac OS拡張フォーマット」(HFS Plus)かどうかにかかわらず,利用できない。Mac OS 7.5.3を使用しているユーザーは購入後にメディアヴィジョンに連絡をすれば,無償で旧バージョンのMacTools Pro 4.0.2を配付する。

メディアビジョンはこの2つの問題を今後3〜6カ月の間に修正プログラム(パッチ)を配付して解消する計画。配付方法は,Webで無償公開するか,実費配付することを検討している。ただし,Mac OS 8.1に対応するといってもHFS Plus上で動作するバージョンの開発はそれ以降になるとしている。

なお,DiskFixには面白い機能が備わっている。「RAMブート」機能がそれで,ボタン一発でRAMディスクを作成し,そこに最小限のシステムとDiskFix自身をコピー,再起動してRAMディスク上からDiskFixを自動実行するというものだ。後は診断したいボリュームを選ぶだけ。いちいち,CD-ROMをセットして立ち上げ直す必要がない。「RAMブート」機能を使うためには,20MB以上のメモリーを積んだマックが必要になる。ただしシンクロナスDRAM(SDRAM)をメイン・メモリー使うPower Mac G3シリーズの場合,リスタート時にRAMディスクの内容が失われるので,この機能は使えない。

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This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 9:50:44 PM.
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