Back to Home
T o p
ホット・ニュース
ホット・ニュース

ホット・ニュース
ホット・ニュース

バイヤーズ・ガイド
バイヤーズ・ガイド

インターネット広場
インターネット広場

日経MACレポート
日経MACレポート

記者の目
記者の目

日経MACから
日経MACから


Nikkei MAC CD目次
Nikkei MAC CD目次

NIKKEIMAC.COM
NIKKEIMAC.COM

日経BP社 BizTech
日経BP社 BizTech

Newton開発中止
Mac OSに開発資源を集中

[Tuesday, March 3, 1998 田知本 史朗=日経MAC]

米Apple Computer社は98年2月27日,Newton製品シリーズ(「MessagePad」や「eMate」)とNewton OSの新規開発を中止すると発表した。

92年に発表されたNewtonは,97年にいったんAppleから分社化された後,再度吸収,そして,新規開発中止という道をたどった。コンピューター・ネットワーク接続を前提とする次世代PDA(携帯型個人情報機器)として,John Sculley氏(当時のApple社CEO)の肝いりで開発されたNewtonは,その思わく通りに育たなかった。

今回の中止はAppleのMac OSに開発資源を集中するというSteve Jobs現暫定CEOの戦略の一環。99年にはNewton OS搭載機に代わるMac OSべースのPDA(携帯用個人情報機器)を登場させるとしている。米国の教育分野で販売されていたeMateのような,低価格モバイル機器になる模様。

一方,米国で販売されているMessagePad 2100とeMate 300は,AppleStoreなど既存のチャネルで販売が継続されるものの,流通在庫のみ。唯一の例外は,今後1カ月間に1000台以上の確定受注をしてくれる大口ユーザーに限り供給を保証することだという。近く,Newton製品は市場から姿を消す。

またAppleは,既存のユーザーに対してサポートとMac OSへのスムーズな移行にコミットするとアナウンスする一方で,現在のところマックへのトレード・キャンペーンを行う計画はないことと,今回の決定に伴い,製品価格を引き下げる意図のないことを明らかにした。

日本国内では94年1月に初代のNewtonの「MessagePad 100」が出荷され,現在は「MessagePad130(英語版に日本語環境をバンドル)」が販売中。米国同様,在庫がある限り販売は継続し,ユーザー・サポートも継続するという。

Apple Computer社の発表(英語)
http://www.apple.com/pr/library/1998/feb/27newton.html

アップルコンピュータの発表(日本語)
http://news.apple.co.jp/applenews/980302newton.html

Appleが用意した想定問答集(英語)
http://www.apple.com/pr/library/1998/feb/27newtfaq.html

■

日経BP社 Copyright 1993-1998 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.
This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 9:51:11 PM.
Site Developed by Rei Watanabe