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Apple,第2四半期決算を発表
売上減っても利益は向上

[Friday, April 17, 1998 松野 浩之=日経MAC]

米Apple Computer社は98年4月15日,98会計年度の第2四半期(98年1〜3月)に,5500万ドルの利益を計上したと発表した。同社は今会計年度第1四半期(97年10〜12月)も4700万ドルの利益を上げており,2期連続の黒字は1995年以来だ。しかし売上高は14億ドルで,前四半期は16億ドルを下回った。

Appleの暫定CEOであるSteve Jobs氏は,G3の需要の高さをアピール。また,CFO(最高財務責任者)の,Fred Anderson氏は,G3の粗利の高さと営業経費の節減の強化が今回の高い収益を生んだと語った。

確かに今回の黒字は,彼らのいうように,G3の好調な売り上げと営業経費節減の努力も要因だろう。しかし,実際の売上高は前四半期を下回っている。ここで注目をしたいのは,研究開発費の減少である。

グラフを見てほしい。過去2年間のAppleの売上高,利益と研究開発費をまとめたものである。

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同社の研究開発費が年々削減されていっているのが分かる。97年半ばまでは,毎四半期,1億5000万ドル前後の水準を維持していたのだが,それ以降は目減りしていって今四半期では半分の7500万ドルにまで削減されている。OpenDoc,Cyberdogなどのソフトウエアの開発停止,デスクトップ・モデルの整理統合,Newton事業からの撤退などの効果が実を結んだと言ってよい。半面,Appleを支えてきた技術力に陰りがみえてこないか心配である。

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This page was last updated on Wed, May 20, 1998 at 4:31:44 PM.
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