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GoLive,CyberStudio 3.0βを公開 Dynamic HTMLをビジュアルにサポート [Friday, April 24, 1998 改井 満=日経MAC] Webページを面倒なHTML(Hyper Text Markup Language)を使うことなく,ワープロのように仕上がりイメージを確認しながら編集できるWebページ作成ソフト(ビジュアルHTMLエディター)。「Adobe PageMill」が火をつけたジャンルだが,日々拡張されるHTMLにいかに素早く対応し,しかも使いやすいソフトとして市場に出せるかが,開発者の腕のみせどころである。今は一連のDynamic HTML技術をどのようにWebページ作成ソフトに組み込むかが,最大の焦点だ。 98年6月に登場する「GoLive CyberStudio 3.0」はDynamic HTMLに,いかにもGoLive社らしい対応を行った。
ドロー・ソフト感覚のレイヤーで CyberStudioは1.0登場以来,編集画面にグリッドを表示させ,Table(表組み)タグを自動生成しながら,厳密なレイアウトを行えるのが特徴だった。新版でもこの“精神”を引き継ぎ,レイアウト画面上でスタイルド・テキストや動きのあるオブジェクトなどを,HTMLソースを極力触らずに設定できるように工夫されている(画面1)。
●画面1 CyberStudio 3.0の基本インタフェース。グリッドを使って精密なレイアウトができる機能を引き継ぎ,Dynamaic HTMLのオブジェクトの動作などをレイアウト画面上で設定できる拡張を加えた。図はマウスを重ねるとアイコンが変化する設定を行っているところ インタフェースは従来版を踏襲し,Dynamic HTML向けに拡張した。まず新たに「フローティング・レイヤー・ボックス」(FLB)という要素を持ち込んだ。FLBをレイアウト画面上に配置し,その上にテキストやグラフィックスを配置する。グリッドなどを使い,FLBやオブジェクトの位置を細かく調整しながらレイアウトを進める。配置したオブジェクトにCSSのスタイルを与え,テキスト同士をオーバーラップさせたり,グラフィックスをページ上で移動させる。すると,スタイル引用タグやDynamic HTMLのスクリプトが自動的に出来上がる仕組みだ。スタイル・シートはフローティング・ウインドウで集中管理できる(画面2)。旧版のユーザーでも戸惑うことは少ないだろう。
●画面2 Cascading Style Sheetの設定。レイアウト画面上でレイヤーを作成して文字を入力,スタイルをパレットから設定するだけで作成できる。ドロー・ソフトに近い感覚だ オブジェクトの移動では,軌跡やタイムラインを別ウインドウで設定するほか,レイアウト画面上でオブジェクトをドラッグするだけでスクリプトを生成できるレコード機能を持っている。 ブラウザーの見栄えも予行演習 現在のCSSではテキスト位置の定義が標準化されておらず「Netscape Communicator 4.0」と「Microsoft Internet Explorer 4.0」で見栄えが異なる。CyberStudioはDynamic HTMLの現状を考慮して,いちいちブラウザーを起動することなく,CyberStudioの編集画面でどのように表現されるかをシミュレーションする画面を備えている。 ここでは2大ブラウザーの3.0版などDynamic HTML非対応ブラウザーを使った場合のシミュレーションも可能だ。ページ制作者が見るに堪えない,と判断したら,非対応ブラウザー用の代理ページをドラッグ・アンド・ドロップで追加選択することまで可能だ。 ●製品情報
注)CyberStudio 2.0ユーザーは,ソフトウェア・トゥー(http://www.swtoo.com/)から3.0版のプログラムをダウンロードし,同社から送られてくる3.0用キー・コードを入力すると新版に無償でアップデートできる。CD-ROMとマニュアル冊子は別売で6000円。1.0Jユーザーはキー取得に1万円かかる。ほかは2.0Jユーザーと同じ。
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