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サーバーでアプリを動かす 「Windows NT TerminalServer」 [Tuesday, April 7, 1998 田中 雄二=日経MAC] マイクロソフト(http://www.microsoft.com/japan/)は,サーバーでアプリケーションを動かし,クライアント側で画面表示と操作を行うシステム「Microsoft Windows NT Server,Terminal Server Edition Version 4.0日本語版」(以下Terminal Server)を,98年夏に出荷すると発表した。同時に,4月6日より東京・幕張メッセで開催中の「COMDEX/Japan '98」に参考出展した。 このシステムは,マックで言うところの「Timbuktu」のクライアント/サーバー(C/S)版といったもの。マルチユーザーに対応したTerminal Server上でアプリがを動作し,クライアント側はサーバーからネットワークを経由して画像データを受け取り表示,マウスやキーボードの操作をサーバー側へ送る。もちろん,同時に複数のクライアントがアクセス可能だ。
クライアントは,Windows 95/NTで専用ソフトを用いるほか,サード・パーティー製の「Windows-Based Terminal」(以下WBT)と呼ばれる専用端末も利用できる。WBTは,ハード・ディスクを持たない小型の専用端末機。OSとして,Windows CE 2.0をROMに組み込む。今回,沖電気工業,高岳製作所,東芝,日本電算機,ネクストネット,日立製作所,富士通,三菱電機,NEC,米Network Computing Devices社,米Wyse Technology社の11社が,日本語版WBTの開発を表明した(写真1)。 このシステムは,従来オフコンなどで利用していた専用業務端末の置き換えを狙ったもの。マイクロソフトによれば,Pentium Pro 200MHzのサーバーで,入力などの比較的軽い専用業務ソフトを動かした場合,25台程度のクライアントが動作できるとしている。またNC(Network Computer)と比較し,端末の性能が低くて済み,アプリ開発も容易だとしている。
なおTerminal Serverには,マックやUNIXなどからもアクセスができる。マイクロソフトはWindowsのみのサポートだが,米Citrix Systems社(http://www.citrix.com/)の「pICAsso」を使えば,非Windowsクライアントからも利用できる(写真2)。 ●写真1 米Network Computing Devices社のWBT機「ThinSTAR」 ●写真2 COMDEXの会場では,Terminal Server上で動作しているアプリをマックで使用するデモも行った |
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