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セイコーエプソン（http://www.epson.co.jp/）は，同社が98年春に出荷したカラー・レーザー・プリンター「LP-8000C」（59万8000円）を，PostScript 3プリンターとして利用可能にするハードウエアRIP「PS-5500」を98年7月下旬に出荷する。

価格は59万8000円。LP-8000Cとのセット価格は99万8000円になる。LP-8000C発表時からPS-5500の追加投入が公表されていたため，エプソンは「既存のLP-8000CユーザーがPS-5500を追加購入する場合は，セット価格とのかい離が起きないよう考慮する」という。すでにLP-8000Cを所有しているなら，値引きを交渉してみることを勧める。

PS-5500は，標準で64MBのメモリー，2GBのハード・ディスクを搭載。100Base-TX対応のEthernetインタフェースを装備して，AppleTalk，TCP/IP，IPX/SPXのプロトコルをサポートする。フォントは，標準で和文2書体（リュウミンL-KL，中ゴシックBBB），欧文136書体を搭載している。

PS-5500のRIPコントローラーは，米Electronics for imaging（EFI）社の「Fiery」だが，スクリーニング（網点処理）はエプソン独自のドット制御技術「CPGI（Color Photo & Graphics Improvement）」を使い，ドットの大きさを最大128段階に制御して表現する。また，印刷ジョブを監視したり，キャリブレーションなどを行うFieryのユーティリティーが標準で添付される。問い合わせはエプソン購入ガイド・インフォメーション 0424-99-7111。

注）ラスター・イメージ・プロセッサーの略。PostScriptデータをビットマップに展開する。