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Webサーバー機能を持つ RDBMS「HiBase」発売 [Wednesday, June 24, 1998 松野 浩之=日経MAC] フォーウィンズ(03-5211-3310,http://www.fws.co.jp/)は98年6月24日,Webブラウザーをフロントエンドに利用できるリレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)「HiBase Ver4.1」を発表した。開発はホロン,販売をフォーウィンズが担当する。 価格は,開発者向けライブラリーが付属する「標準環境」が9万8000円,それに加えてHiBaseプログラム本体のソースコードが付属して参照しながらアプリケーション開発が可能な「プロフェッショナル環境」が30万円,一般ユーザー向けの「実行環境」が5万8000円。いずれも5ユーザー・アクセス・ライセンスになる。「標準環境」と「プロフェッショナル環境」には2回分のバージョン・アップが無償で提供される。7月8日に出荷する。 HiBase Ver4.1は,クライアントとサーバーがTCP/IPで通信するRDBMSで,サーバー・アプリケーションは,Mac OS環境で動作する。従来のデータベース・サーバー機能に,Webサーバー機能を統合したのが今回のバージョンアップの目玉だ。 Webサーバーは,マック用のWebサーバー・アプリケーション「WebSTAR」互換。WebSTARで実行可能なCGI(Common Gateway Interface)をそのまま使って機能を拡張することもできる。 クライアント側のプログラムは,通常の汎用プログラミング言語(C,C++)のほか,Java言語でも開発が可能だ。開発者向けのキットに「標準環境」「プロフェッショナル環境」には,C/C++言語インタフェース「HiBase API」と,Java言語インタフェース「HiBase JAVA Api」が付属する。 クライアント・アプリケーションをJava言語で開発すれば,クライアントにJava対応Webブラウザーを使用できるほか,「MRJ(Macintosh Runtime For Java)」をインストールしたMac OSのように,Java実行環境とTCP/IP通信機能があれば,専用クライアントをJavaアプリケーションの形で作成することも可能。 このほかVer4.1では,1レコードの最大長を無制限に拡大する,データベース内の最大ファイル数を256から6万4000に拡大するなどの改良も加わった。 フォーウィンズは98年秋にHiBaseにSQLサーバー機能も追加,統合するという。SQLは,リレーショナル・データベース標準となっているデータベース言語で,これをサポートすることにより,ほかのリレーショナル・データベース(米Microsoft社「Microsoft SQL Sever」,米Oracle社「Oracle 8」などとの連携も可能になる。 |
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