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Apple,教育市場に「iMac」をアピール
[Friday, June 26, 1998 シリコンバレー支局,山田 剛良=日経MAC]

98年6月21日から,米国California州San Diego市で,コンピューター利用教育に関する学会「National Educational Computing Coference(NECC 98)」が開かれた。

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NECC 98は,K12(初等・中等教育)を主な対象にした学会で今年で19回目を迎える。参加者の多くは現役の教師や学校経営者。全米の小中高校から9000人以上が集まった。カンファレンス・セッションでは各校の教師や,ときには生徒,学生自身によって,ケース・スタディーが数多く発表された。このような学会に参加すると,米国のコンピューター利用教育が,わが国の数歩先を進んでいる事実を,改めて思い知らされる。

開催2日目の22日月曜日から始まった併設の展示会は1500以上の出展社が集まり,この市場への期待の高さをうかがわせた。

K-12といえば,DTPと並ぶAppleの最重点市場の1つ。そこでAppleは展示会場で1,2を争う大きなブースを設置して,参加者にその存在をアピールした。

展示の中心になったのは「iMac」だ。ブースに設置したミニ・シアターにおけるiMacのプレゼンテーションには,プロダクト・マネージャーのTom Bodger氏も登場して,参加者にiMacの設計理念やアドバンテージを熱心に説明した。さらにブース内の2カ所にiMacを展示し,参加者が自由に触れるようにしていた。

(15k)

おおむねiMacの評判は上々のようだ。一番多かったのは「高性能なのに価格が安い」という意見。学校の予算が厳しいのは日米共通の悩みのようで,価格の安さは大きなメリットなのだろう。

「フロッピーがないのが心配」という意見も多かったが,これに対してAppleは会場に米Imation社(http://www.imation.com/)の担当者を招き,iMacの隣で「Super Disk」ドライブ(容量120MBの3.5インチ・フロッピー・ディスク装置で既存の1.4MBフロッピーも読み書きできる)を同時に展示して対処した。米Imation社はiMacに対応するUSB接続の外付けSuper Diskドライブを出荷する,とすでに発表しているからだ。

Appleは22日(月曜日)の夜,関係者を招いてイブニング・セッションを行った。最初に,マックを強くサポートし続けているディベロッパー10社の担当者を壇上に上げ,彼らの協力に改めて感謝の意を表明した。壇上に招かれたディベロッパーは簡易ながら多機能で定評のあるオーサリング・ツール「HyperStudio」で有名な米Knowledge Adventure社,米Edmark社といった有名どころ。中には米Broderbund Software社(「Myst」や「Riven」の販売や「KidPIX」の開発元として有名)と米The Learning Company(TLC)社の姿もあった。TLC社はNECC 98期間中の6月22日,Broderbund Software社の買収を発表している。

その後,Apple Masterの2人——マルチメディア・クリエーターのJim Ludtke氏,写真家のHoward Bingham氏が壇上に上がって,自分の作品とマックとのかかわりを中心に講演した。

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