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10万円に降りてきた 14型TFT液晶ディスプレイ [Tuesday, June 23, 1998 加藤 小也香=日経MAC] 多くのユーザーにとって“高嶺の花”だった液晶ディスプレイが,ようやく手の届く価格になってきた。
98年6月18日,メルコ(052-619-1827,http://www.melcoinc.co.jp/)が14インチのTFT液晶ディスプレイ「FTD-XT14S-A」を国内で初めて10万円を切る9万9800円で発売,また,6月22日には,飯山電機(03-3231-8407,http://www.iiyama.co.jp/)が,これまで14万8000円で販売していた14.1インチTFTの「TXA3601GT」を9万8000円に引き下げると発表,同月25日から適用する。 いずれもインタフェースはアナログRGB入力。メルコは,残念ながら,現状ではマック対応をうたっていないが,飯山電機の製品は,変換コネクターを介して使用できる。変換コネクターは市販のものでも使用できるが,メーカーは別売の同社製品(4500円)を推奨している。 飯山電機の「TXA3601GT」の最大表示解像度は,1024×768ドット。水平走査周波数23.0〜62.5kHz,垂直走査周波数50〜200Hzのマルチスキャン型なので,通称「19インチ・モード」以上の内蔵ビデオ回路を持つPower Mac 7500やビデオ・カードを装着したマックに接続すれば,XGA(19インチ・モード)での表示が可能になる。輝度は200cd/m2,視野角は左右方向が50度,上下方向が45度。画素ピッチは,0.279mm2だ。 ちなみにメルコの製品は水平周波数48.36kHz,垂直走査周波数60Hzで1024×768ドットを表示できる。この周波数をカバーしたビデオ・カードを装着したマックになら接続できそうなものだが,メルコは動作を保証していない。 省スペース,省エネルギーで人気の高い液晶ディスプレイだが,現在市場でメインの15インチ・クラスの製品は,20万円前後,と,一般ユーザーには,あまりに高額。これに対して,ひと周り小さい14インチ台は,今後,さらに低価格化が進むと予想される。画面サイズより,スペースやコスト・パフォーマンスを重要視するユーザーは,注目したい。 ●写真 10万円以内で入手できる1024×768ドット表示可能なTFTディスプレイ。左がメルコのAT互換機用「FTD-XT14S-A」,右はマックにも対応する飯山電機の「TXA3601GT」 |
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