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ヤマハ（http://www.yamaha.co.jp/）は98年6月10日，パソコン用のMIDI音源として世界で初めて128音同時発音を実現した「MU128」を発表した。価格は11万9000円で，98年7月25日に出荷する。

MU128は，同社の提唱する「XG」フォーマットに対応したパソコン用MIDI音源。本体にMIDIインタフェース機能を内蔵する。1389音色を搭載，128音同時発音と64パート同時演奏を実現した。従来機は，発音数の増加に伴う発音の遅れが原因で，同時発音数が64に制限されていた。そこでヤマハは発音プログラムを効率化して発音時間の高速化を図ることにより，128同時発音を実現した。

また本機は，別売の「XGプラグインボード」を3枚まで本体に内蔵して機能を拡張できる。XGプラグインボードには，人間の歌声を再現する「PLG100-SG」（1万6800円），楽器の発音構造を再現する「PLG100-VL」（1万9800円），ハーモニー効果を付加する「PLG100-VH」（1万4800円）などがある。

またヤマハは，次世代シリアル規格のUSB（Universal Serial Bus）やIEEE 1394にも時期は未定ながら積極的に対応していく予定だと発表した。