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Apple,4〜6月期は1億ドルの黒字
[Friday, July 17, 1998 シリコンバレー支局,改井 満=日経MAC]

米Apple Computer社(http://www.apple.com/)は98年7月15日(米国時間),同社98会計年度第3四半期(98年4〜6月)の決算を発表,1億ドルを超える黒字を計上した。7月上旬のMACWORLD Expo/New Yorkの基調講演では,黒字化こそ発表されたが,額までは明らかにされなかったので,その内容が注目されていた。

発表(http://www.apple.com/pr/library/1998/jul/15results.html)によると,第3四半期には14億200万ドルを売り上げ,1億100万ドルの黒字となる(数字はいずれも会計監査前)。前年同期に比べ,売り上げは3億ドル以上減ったが,損益は5600万ドルの赤字から黒字に転換,1億5000万ドル以上収支を改善した。黒字は過去3期連続となった。

4〜6月期にはAppleが株主でもある英ARM Holdings社が上場したことで得た3300万ドル,米Macromedia社が開発中の技術を購入に使った700万ドルなどの“臨時収入/支出”があったものの,これらの影響を除いても7500万ドルの黒字を確保した勘定だ。

この期間に投入された主要な新製品はPowerBook G3 Seriesだが,売り上げを劇的に伸ばすことには寄与しなかったものの,収支改善には影響を与えたと言える。その一方研究開発費は,このところの縮小傾向を依然引き継ぎ,7600万ドルと1億ドルを切る線で推移している。

リストラ費用も第3四半期には計上されておらず,キャッシュフローも引き続き12億ドル以上を確保している。同社暫定CEO(最高経営責任者)Steve Jobs氏の縮小均衡路線が,Appleの収益構造を改善したと言ってよい。

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This page was last updated on Tue, Aug 25, 1998 at 8:28:19 PM.
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