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米Netscape Comunications社（http://home.netscape.com/）は1998 年7月14日に統合Webブラウザー「Netscape Communicator 4.5 PR1」（評価版，英語）の配布を開始した。

新版最大の特徴はWebブラウザーに検索機能を付加した点にある。

起動するとURLを入力するボックスの右にある「What's Related」のボタンに気づく（図1）。

このボタンを押すと現在表示されているページに内容の近いWebページをプルダウン・メニューで表示し（図2），選択すればそのページを読みに行ける。

URLを「http://www.n」まで入力すると，過去の履歴を基に「http://www.nikkeimac.com/」と自動で表示する機能が付いた。「Microsoft Internet Explorer 4.0」でいう「オートコンプリート」と同じもの。Windows版ではNetscape Communicator 4.0から採用されており，マック版ではようやく4.5で組み込まれた。

Communicator 4.5はあたかも，検索エンジンそのもののような使い方もできる。URLの入力ウインドウに調べたい単語を入力すると，その単語に関係するWebページを表示する。試しに「Macintosh」と入力したところ米Apple Computer社のWebページに飛ぶ。今度はカタカナで「マッキントッシュ」と入力したところ，今度は該当ページがなかった。しかし，「マッキントッシュ」と入力した文字が「繝槭ャ繧ｭ繝ｳ繝医ャ繧ｷ繝･」と化けた。検索結果のページから「Excite」の検索エンジンを使用していることが分かった。

メーラー「Messanger」のインタフェースも変わった。メール・ボックス，メールの題名，メールの内容を3つのボックスで表示する。米Microsoft社の「Outlook Express」と同じようなインタフェースだ。Netscape Commnicator 4.03のメーラーと比較すると，1つのウインドウにすべてのボタンがすっきりと収まった。

ダウンロードは ftp://ftp.netscape.com/pub/communicator/4.5/4.5_PR1/english/から可能。ただしComplate版で12627KB，Professional版で14535KBの容量がある。