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VRML,3次元への拡張へ [Thursday, July 23, 1998 シリコンバレー支局,改井 満=日経MAC]
VRML(Virtual Reality Modeling Language)コンソーシアム(http://www.vrml.org/)は98年7月21日,米California州Orlando市で開催中のCG学会「SIGGRAPH」の会場で,VRMLコンソーシアム憲章を改訂し,Webに利用できるインタラクティブ3D技術のすべてに対応できるよう拡張すると発表した(写真はVRMLコンソーシアムのマーケティング担当役員のDavid Frerichs氏=米Silicon Graphics社)。
メンバー企業・団体が技術評価と調整を行い提案をまとめ,役員会の承認を得た後,98年8月中にメンバーの批准を受けて“次世代VRML憲章”が正式に発行する見通し。今回の発表はその提案というわけだ。 3Dへの拡張のポイントは4点。ストリーミング(ユーザーがコンテンツを受信しながら再生)技術への対応,バイナリー・ファイルの圧縮への対応,XMLやDynamic HTMLの移植性を高める,最後にサンプル・ソース・コードの公開である。 発表会場にはメンバー企業の米Sun Microsystems社(http://www.sun.com/)と米Microsoft社(http://www.microsoft.com/),先頃Intervista社(http://www.intervista.com/)を買収した大手ソフト・ベンダーのPlatinum Technology社(http://www.platinum.com/)も列席した。 記者会見の質疑応答で,Sun Microsystems社は現在β段階にあるJava 3DベースのVRML 97ビューワー(アプレット)のソース・コードをこの1〜2週間以内に公開すると明言した。また,Microsoft社は発表されたばかりの描画ルーチン「Chrome」について,「現在のアーキテクチャーでは次世代VRMLへの対応は難しいものの,将来は分からない」と含みを残した。Plutinum社は自社開発のVRMLブラウザーの開発を中止し,Intervista社の「WolrdView」の技術を発展させて次世代VRMLブラウザーを開発し,それを無償公開することを明らかにした。
●Java 3DはSun Microsystems社のブースのほか,21日夜に開催された「Web 3D Roundup」でも公開された。 |
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