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Visual Basicライクな開発環境 「REALbasic」に注目集まる [Tuesday, July 14, 1998 編集長,林 伸夫=日経MAC] 今年4月に発表されたばかりのオブジェクト指向型のビジュアル開発環境「REALbasic」(米REAL Software社)が展示され,企業内の業務ソフト開発者や,医療,学校関係の開発者の注目を集めている。 REALbasicは画面上のパレットからドラッグ・アンド・ドロップでプログラムが開発できる。MicrosoftのVisual Basicで作ったフォームが読み込めるため,従来から溜め込んできたWindows上の資産が有効に活用できる。AppleScriptもフルサポートしているから,開発プロセスの自動化はもとより,作ったアプリケーションが複数のアプリと連携して,高度な動きをするように構成できる。 コンパイラーは68kとPPC向けを持っている。このため,ほとんどの環境で最適化された,ダブルクリックで起動するアプリケーションが作成できる。68020以上のマックでSystem 7.1以降のシステム上で動作可能だ。 開発者のAndrew Barry氏は「Windowsの世界ではVisual Basicが極めて人気が高いが,これに似た開発環境がマックには全く無かった。このギャップを埋めるためにREALbasicを開発した」と語っている。 これまで,本格的なアプリケーションを組もうとするとマックの奥深くに隠されている「toolbox」の勉強が必須だったが,REALbasicでは不要だ。これでプログラミングの初心者や企業内開発者などが,スピーディに本格アプリを作ることが可能になる。 価格は99.95ドル。現在http://www.realsoftware.comでデモ版が配付されている。十分試したあと,製品版にアップグレードすればよい。 REAL Software社は1996年,元ACIのGeoff Perlman氏が設立したもので米Texas州Austin市に開発の拠点を持つ。 |
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