明日からMACWORLD Expo/New York開催 ホットな夏のNew Yorkに期待の新製品が集合
[Wednesday, July 8, 1998 編集長,林 伸夫=日経MAC]
マッキントッシュ関連製品の総合展示会,MACWORLD EXPO夏の会期がNew Yorkで7月7日(火)〜7月10日(金)幕を開ける。
これまで,MACWORLD EXPOは冬San Francisco,夏Boston,と年2回の定例行事だったが,今年からはマッキントッシュ市場が大きくグラフィックス関係へシフトしているのを受け,クリエイターが多く集まるNew Yorkに場所を移して開かれることになった。
会場となるのは11番街,36丁目のJacob K. Javits Center。全面ガラス張りのモダンな展示場だ。
New Yorkのあちこちに「Think different.」の看板が登場している。タイムズスクエアのもっとも目に付く三画地帯,Duffy Squareにも巨大な看板が。向こうに見えるのはブロードウエイ・ショウの残った当日券を半額で売ることで有名なtkts(Times Square Theater Center)。
ビルの壁面も広告塔となる。Dyer通り31丁目あたりに登場した巨大壁面広告。
今回のショウはAppleがしばらくコミットしてこなかったコンシューマーへ再び焦点を当てようという新製品iMacが初めて,直接エンドユーザーの前に姿を現す歴史的なイベントでもある。会場入口にはこれまた巨大なiMacの垂れ幕が下げられ,主役が誰かを大いにアピールしている。
明日からの展示会にはiMacがずらりと並べられるほか,iMac向けの周辺機器(当然USB関連製品が中心だ)などが登場してくると見られる。
今年からはクリエイターにも大いにアピールしようと,展示会名も「The Creative World」という副題が付けられている。展示会場入口にはジャズ・トランペッターのMiles DavisやJohn Lennon & Ono Yokoなど音楽界に革命を巻き起こした天才達の写真が大きく張り出されている。
さて,明日から,どんな新製品,新戦略が飛び出してくるか,大いに楽しみな夏のNew Yorkである。
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