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アップルコンピュータ（http://www.apple.co.jp/）は98年8月19日，コンシューマー向け新型パソコン「iMac」を，価格17万8000円で8月29日午後3時から販売開始すると発表した。

iMacは，ディスプレイと一体型で，半透明の素材を採用したきょう体デザインが特徴の新型モデル。米国では8月15日に販売開始されたが，日本での販売方針がなかなか発表されず，注目を集めていた。特に価格については20万円を切るかどうかが最大の関心事になっていたが，大方の予想を大きく下回る価格となった。ちなみに米国での販売価格は1299ドル。8月19日の対ドル円相場144円で，計算すると，円価格は18万7056円となる。米国よりも日本で買うほうが安いという結果になった。

アップルの製品ラインナップの中では，コンシューマー向けに位置づけられる製品だ。周辺機器接続用の規格として「USB」を採用するなどの特徴も持つ。

CPUに動作周波数233MHzのPowerPC 750を搭載，メモリーは標準で32MBを装備する。専用の「Mac OS 8 バージョン8.1」を，内蔵ハード・ディスク（4GB）にインストール済みで出荷される。

付属ソフトウエアは，「Microsoft Internet Explorer 4.01」，「Microsoft Outlook Express 4.01」，「Netscape Navigator 4.04」，「クラリスワークス4.0v3」，「宛名職人 Ver.5」，「FAX stf 5.0」，「PostPet 1.1 for Macintosh」，「Kai's PhotoSoap SE 日本語版」，「QuickTime 3日本語版3.01」。

アップルコンピュータは「iMacの販売は，アップルと提携した販売店のみで行う」としている。現時点で提携販売店として発表済みなのは，楽器販売の島村楽器，パソコン専門販売のT・ZONE，パソコン・スクールのマルチメディアスクールFUSEだ。さらに現在，関西のパソコン専門店であるニノミヤとも交渉中だという。