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New YorkでもiMac出荷 静かなスタートながら出足好調 [Sunday, August 16, 1998]
New York州,マンハッタンにある大手家庭電気製品販売店の「J & R」では,8月15日午前9時(日本時間午後10時)から,待望のiMacの販売を開始した。カリフォルニアを始め各地で15日午前0時の合図とともに販売開始されたiMacだが,ここNew Yorkでは極めて冷静なスタートとなった。
(写真は「J & R」の全景=右手奥。左手奥の中世風建築物はシティー・ホール。このあたりはウオール街のどん詰まりで,昼間はビジネスマンなどでごった返すが,夜になるとひっそりと寝静まる)
開店と同時に人気爆発 「深夜営業はここではしなかった」とSales manager, Mac department のTodd Bergman氏(写真)は言う。 「夜中にウォール街周辺に来る人なんていないからね。ニューヨークは眠らない街と思われているかもしれないけど,ビジネス街はしっかり眠っているよ。結局,深夜営業は見送ったが,それでも午前9時の開店前には列ができていた。とにかく人気爆発で,今日中には売り切れるだろう」と語ってくれた。第1弾の入荷分が売り切れてしまったあと,どんな供給体制になるのかはっきりしていないこともあり,ちょっと心配顔だ。 Appleの社員も応援に駆けつけた 同店Macストア内では,風船にリボンなどがささやかに飾ってあるだけとデコレーションはかなり地味。夜空を照らすサーチライトまで持ち出したカリフォルニアと打って変わり,こちらではいかにもビジネスライクな「初売り」風景だった。 お祭り騒ぎとは言い難いものの,iMacのポスターと箱を並べて作られたブースでは,ゲームなどのデモが行われ,入れ替わり立ち替わり人が集まっていた。 また,Apple社から応援で駆けつけた販売員も数名ブースに張り付き,ひっきりなしに飛んでくる質問に答えるのに大忙しだった。販売員も,「よかった,ちゃんと売れている」,と満足そう。 PCユーザーにもiMacは買い! 早速,購入した人に感想を聞いてみた。 「コンピューターそのものは十台近く持っているが,これまで買ったのはぜーんぶPC AT互換機。今回買ったiMacは初めてのMacintoshなんだ。コンセプトがとても面白いので購入を決心した。ただ,10数年間PC互換機を使ってきたので,どう使おうかはまだわからない。職業がライターなので,仕事に使えるかどうか,まずプリンターを買ってから考える。今現在iMac用のプリンターは無いけど,出るのを待つ」とのこと。 J&Rでは,300台もの先行予約を受けており。発売後数時間後の時点で,通信販売を含め,185台を販売した。同店では,Web上(http://www.jandr.com/)での販売も行っており,ここでも,話題のiMacはトップを飾っている。 (林 素基=在ニューヨーク) |
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