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WORLD PC EXPO会場でディジタル・ パブリッシング・グランプリ授賞式 [Wednesday, September 30, 1998 加藤 小也香=日経MAC]
98年9月30日,WORLD PC EXPO 98会場内のCAD/グラフィックスシアターで,「ディジタル・パブリッシング・グランプリ'98」の表彰式が行われた。授賞式には,受賞者やその家族だけでなく,EXPOの入場者も多く参加,会場に展示された作品のパネルや配付された作品集にも熱心に目を通していた。
ディジタル・パブリッシング・グランプリは,ディジタル時代における,より効果的な情報発信,より高度なコミュニケーションの在り方を世に問う目的で,日経MAC,日経デザインの共催で始めたコンテスト。今年で3回目となる。 今回からは,日経パソコン,日経クリックも共催誌として参加。その影響もあってか,応募作品は,昨年の366点を大きく上回る458点を集めた。審査員は,アートディレクターで東北芸術工科大学教授の河北秀也氏,アーティストで東京芸術大学美術学部助教授の日比野克彦氏,共催4誌の各編集長の計6名が担当。当日都合のつかなかった河北氏,日比野氏は,ビデオで出演,講評や受賞者へのメッセージを語った。
今回,グランプリを受賞したのは,米国在住の豊陽光氏の作成したCD-ROM「野口さん家の旅日記〜カリフォルニアに鹿児島を訪ねて〜」。豊氏夫婦を妻の両親がカリフォルニアに訪ねた折の旅日記だ。高い技術力を持ちながらもそれを誇示することなく,自らの伝えたいことを各所適切な手法で表わし,審査員一同の高い評価を受けた。
当日は,米国在住の豊氏の代わりに夫妻の両親らが登壇,「一生の思い出になるもの。ずっと大切にしていきたい」と,喜びを語った。カリフォルニアの豊氏からも「家族の協力があってこそできた作品だ。今後もマルチメディアの世界でがんばりたい」とのコメントが届いた。豊氏には,副賞として100万円と,アップルコンピュータから「Macintosh PowerBook G3 300/14"」が贈られた。 式に参加した日経BP社の吉村久夫社長は,「応募作品からは,ディジタル・メディアが日々の営みの中で活用されていることが強く伝わってきた。企業内での情報共有の手段として,また個人の感動を伝える手段として,既存の紙メディアと同じように当たり前の方法論として定着しつつあることを実感した。入選しなかった作品の中にも,21世紀におけるディジタル・パブリッシングの威力を感じさせる力強い作品が多く見られる。ディジタル・メディアの情報発信力の広がりと深まりが再認識された」と感想を述べた。 作品は,コマーシャル・パブリッシング部門,コーポレート・パブリッシング2部門,パーソナル・パブリッシング2部門の計5部門で募集,各部門に対し,部門大賞1賞,入賞が3賞選出された。これに加え,協賛のアップルコンピュータ,アドビシステムズ,キヤノン販売,大日本印刷,日本アイオメガ,モリサワ,ライブピクチャージャパンの7社による企業賞など,全43賞が送られた。いずれも甲乙つけがたい魅力的な作品である。作品の詳細は,日経MACのホームページ(http://www.nikkeimac.com/)で閲覧できる。 ●写真1 ディジタル・パブリッシング・グランプリ授賞式。グランプリ受賞者の豊陽光氏は米国在住のため,豊氏夫人の両親が出席。左は吉村久夫日経BP社社長 ●写真2 ブランプリ受賞者の豊氏からの喜びのコメントを披露する豊夫人の父上。グランプリ作品CD-ROM「野口さん家の旅日記〜カリフォルニアに鹿児島を訪ねて〜」は豊夫人の両親が米国を旅行した模様を収録したものだ |
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