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注目のデータベースWeb発信システム GoLive Web Publishing Systemは999ドルから [Wednesday, October 14, 1998 田知本 史朗=日経MAC]
Andreas Poliza氏, 「GoLive Web Publishing System」(以下WPS)を98年9月1日に発表したばかりの米GoLive Systems社(http://www.golive.com/)CEO(最高経営責任者),Andreas Poliza氏が来日した。 WPSはWebサイトを一括して管理するシステムで,SQLデータベースに格納したテキストやグラフィックスからダイナミックにHTML文書を作成する。細かいレイアウト変更なども,従来のWebサーバー対応型データベース・ソフト使ってイチから作成するよりも容易で強力な点が特徴だ。サーバー・ソフトの「GoLive CyberServer」が中核となり,レイアウト作成に「GoLive CyberStudio」を,コンテンツ管理や文書入力には「同CyberWriter」を使う。 ●9月1日にWPSを発表しましたが,どのような反響がありましたか? まだ出荷してないのですが(98年末に出荷予定),「今すぐに使いたい」という電話やβテストに参加を希望する人が殺到しています。多くは企業のイントラネットや外部公開用Webサーバーの管理者で,自社でWebサイトを構築している人が多いですね。HTMLをある程度使える方たちです。 WPSと似たようなシステムに米Vignette社のサーバー製品がありますが,2万5000ドル以上と高価なこと,そしてセットアップに時間がかかることから当社の製品に期待がかかっているのでしょう。(WPSは同時ログオン2ユーザーで999ドル。それ以外の価格設定は未定) ●「GoLive CyberServer」についてもう少し詳しく教えてください Mac OS X ServerやMac OS 8,UNIXなど7種類のプラットホームに対応したSQLデータベースを中心とするサーバー・ソフトです。デザイナーはマックが好きだし,電算部にいる人はUNIXを使うと言うことで,7つのプラットホーム対応にしました。GoLive社設立の前に我々が開発していた「P.INK」という出版システムがベースです。P.INKは現在でも米Fortune誌や英Financial Times紙で稼働しているものです。 ●レイアウト作成用の「GoLive CyberStudio」は従来のバージョンと同じものですか? 「GoLive CyberStudio Publishing Edition」というWPS専用のバージョンで,CyberStuido 3.1 Proにデータベース連携機能を付加したものです。サイト管理の機能は必要ないので省かれています。 現在のWebデザイナーたちの不満は,細かなアップデートに時間をとられてしまうことです。「ちょっとこの要素を加えて」と言われると,デザイナーがFTPサイトにアクセスして,ファイルを開いてとデザインに関係ない仕事が多いんですね。CyberStudio Publishing Systemはそういった手間を一気に省きます。デザインそのものに時間をかけることができるんですね。 また,大企業で何人もの人がサイトにコンテンツを更新するときはCyberWriterが役立ちます。ブラウザーから使いたいグラフィックスや原稿を指定するだけです(CyberWriterはJavaアプレットなので,ブラウザー上で使う)。 ●Webサイト構築用ソフトでQuarkXPress的ポジションを目指すとコメントされていますが 「Adobe PageMaker」のような誰でも使えるソフトではなく,プロフェッショナルが仕事で使えるソフトを目指すという意味です。顧客サポートでQuark社のように振舞うという意味ではありません。GoLiveは電子メールや800番(フリーダイヤル)で無料の相談窓口も設けていますので。 |
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