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Seybold Tokyoで原田社長が基調講演
米AppleのMartin氏はDTP向けデモも

[Thursday, October 22, 1998 星野 純=日経MAC]

98年10月21〜23日の3日間,東京・池袋のサンシャインシティコンベンションセンターで,ディジタル・パブリッシングの総合展示会「Seybold Seminars Tokyo/Publishing 98」が開催されている。初日の21日には,アップルコンピュータ社長の原田永幸氏が,米Apple Computer社デザイン&パブリッシング担当シニア・ディレクターのJeff Martin氏を伴い,「デジタルパブリッシングとコンピュータ・メディアの未来」と題した基調講演を行った。

まず初めに原田氏の講演から始まった。原田氏は好調なiMac,黒字を計上した米Apple社の98会計年度第4四半期について触れた後,99会計年度の課題について抱負を語った。99年のアップルは,企業向け訪問販売インフラの強化,プロ/プロシューマーに向けた商品力の強化,日本語やネットワーク環境などクリエイティブ市場へのソリューション強化,に力を入れていくという。同時に,危機段階はすでに脱しており,これから成長に向けての戦略に転換していく意向も加えた。

また,10月17日に出荷されたばかりの「Mac OS 8.5」を紹介。新しい情報検索機能「Sherlock」を使って,「パイロットになるには」や「東京タワーの高さ」といった自然な言葉でインターネットから情報を引き出すデモを行った。

続いて,米Apple Computer社でデザイン,パブリッシング市場を担当するJeff Martin氏が壇上に上がった。冒頭,音声関係でトラブルがあったが,Martin氏は,Appleのコア・ターゲットはあくまでクリエイティブ市場であることを,大きな声と早口で力強く強調。iMacも業務システムの中で低コストな端末機として有用であると語った。

また,Appleのディジタル・パブリッシングの4本柱として,「QuickTime」「ColorSync」「AppleScript」「WebObjects」を,デモを交えて改めて紹介した。

特にColorSync 2.5のデモでは,Webブラウザーを用いてWeb上でカラー・マッチングが可能だという興味深い仕組みを紹介した。米国で色にも版権が認められつつある例を挙げながら,今後はこうした画面上での表現を含め,一貫した色の管理がより重要になると語った。

また,Mac OS 8.5でPowerPCネイティブとなり,制御できる範囲が拡張されたAppleScriptは,「AppleScriptを4時間走らせれば,5人分の仕事ができてしまうほど」(Martin氏)だと語り,デモを行った。デモは,「QuarkXPress」「Adobe Photoshop」を組み合わせ,空の販促資料テンプレートに更新情報を流し込み,最終的にWeb用の素材一式まで自動的に作成してみせた。

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This page was last updated on Thu, Oct 22, 1998 at 0:29:31.
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