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iMac用スーパー・ディスク
既存のフロッピーが読み書きできるのが強み

[Wednesday, October 7, 1998 松野 浩之=日経MAC]

iMac用の外付けドライブとしていち早く発表され,98年10月中旬に出荷を開始する予定なのが,イメーション(http://www.imation.co.jp/)と松下電器産業(http://www.panasonic.co.jp/)の共同開発による「スーパーディスク」ドライブだ。

価格は3万3800円。メディアは1枚120MBの容量を持ち,価格は2200円。従来の2HD/2DDフォーマットのフロッピー・ディスクにも対応する。米Apple Computer社のデザインによる,iMacにマッチしたユニークなきょう体デザインを持つのも特徴。イメーション・ブランドの製品「SDD-120USB MAC」が編集部に届いたので,早速その実力を検証する。

製品にはドライブ本体のほか,電源ケーブル,USBケーブル,ドライバーを含んだCD-ROM,スーパーディスクのメディア1枚が含まれる。

ドライバーは付属CD-ROMに含まれるインストーラーを使って,システムにインストールする。インストール作業が終了してiMacのシステムを再起動をすると,ドライブが使用可能になる。機能拡張フォルダに2つのファイルが入るほか(「USBSuperDiskDriver」「USBSuperDiskUTDriver」),すでにAppleから配布が開始されているiMacのUSB周辺機器に関するiMacのシステム・アップデータ「iMac アップデート 1.0」もインストールされる。

ドライバーをインストールしない状態でiMacにドライブを接続すると、警告メッセージが表示される。ドライブは電源を入れたままiMacに接続したり,取り外ししたりすることが可能だ。ディスクは通常のフロッピーと同じように,デスクトップ上のアイコンをゴミ箱に捨てることによって自動排出される。

スーパー・ディスクを使用して書き込み/読み込みの速度を計測した。テストにはメモリーを128MB搭載したiMacを使用した。

     100MBのファイル 10MBのファイル 1MBのファイル
書き込み       325秒      28.3秒      3.8秒
読み出し       314秒      27.7秒      3.7秒

2HDフロッピー・ディスクを使用しての実験も行ったが,従来のフロッピー・ディスク・ドライブと比較して大幅な速度の向上は見られなかった。

      1MBのファイル
書き込み      68.4秒
読み出し      25.8秒

対抗する製品として,98年11月には米SyQuest Technology社からiMac用のUSBに対応した容量1GBのリムーバブル・ディスク・ドライブ「SparQ USB 1GB ドライブ」が登場する。メディア1枚の価格は6000円で,100MBあたりに換算すると600円。スーパーディスクは100MBあたり約1833円で,価格的にみるとスーパーディスクが劣る。既存のフロッピーの読み書きが可能なので従来のマックと簡単にデータ交換ができる点と,ドライブ自体の価格が5000円ほど安価な点が本製品のメリットといえるだろう。

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This page was last updated on Wed, Oct 21, 1998 at 21:16:09.
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