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米BackWeb Technologies社（http://www.backweb.com/）は98年1月に日本法人を設立し，プッシュ技術を利用したインターネット／イントラネット・システムを構築する製品群を日本市場に本格投入する。

システムは，コンテンツを配信する「BackWebチャネル・サーバー」と，エンド・ユーザー側にインストールする「BackWebクライアント」から成る。バックグラウンドで動作するクライアント・ソフトがチャネル・サーバーから自動的にデータを引き出して，フローティング・ウインドウやスクリーン・セーバーなどでユーザーに着信を伝える。ユーザーの操作とは無関係に，定期的かつ自動的にデータ・アクセスが行われるプッシュ技術の1つだが，独自のBWTP（BackWeb転送プロトコル）によってコンテンツを分割して送受信できる点と，ファイル・フォーマットなどコンテンツの種類を問わないのが特徴だ。米McAfee社がウイルス対策ソフトのアップデーター配布に採用しているほか，国内でもNTTなどが試験導入している。

クライアント・ソフトはマックのほか，Windows 95/NT/3.11に対応し，同社サイトから無償でダウンロードできる（マック版は英語版のみで，日本語版は98年出荷予定）。同社が販売に力を入れるのは，Windows NTとSolarisで動作するチャネル・サーバーで，専用のプロキシー・サーバーや管理ソフト，アプリケーション開発キットなども用意する。価格は，インターネットの場合は配信したデータ（InfoPack）の数による従量制，イントラネットではユーザー数による定量制を取り，基本価格は198万円となる（18万InfoPack／250ユーザー）。98年1月末まで，25ユーザーのエントリー・タイプを49万8000円で限定発売する。

現在の代理店は兼松コンピューターシステム（http://www.kcsl.co.jp/）で，ほか数社と販売提携する計画。