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米国名「Claris Em@iler」。インターネット・メールのみならず，CompuserveやAOLといったパソコン通信メールも自動的に受信して一括管理しようというコンセプトで開発された。日本語版でもニフティサーブへの自動接続をサポートしている。単なるインターネット・メーラーとは一線を画す超高機能ソフトに仕上がっている。

○（マル）

• 徹底的な自動化指向
• 豊富な隠し機能
• 見やすい一覧画面
• リスト表示と目的語のハイライトを同時に表示する使いやすい検索画面

• 複雑すぎるソフトの構成から来る設定の分かりにくさ
• クラリス製品とは思えない敷居の高さ感
• いろいろと隠しショートカットを割り付けている割には，キーボードだけでは未読メールの飛ばし読みができない
• 1メール，1ファイルで管理するため，ハード・ディスクを消費する

パソコン通信のサポートを設計に盛り込んだため，インターネット・メーラーとしては過剰な機能があったり，逆に省略しすぎている部分があり，あまりバランスは良くない。全体的に機能過多で整理がされていない印象。97年11月中旬に登場する「クラリスメール 2.0」はメールの管理のためにデータベース・エンジンを内蔵するなど，全面的な設計変更を加えており，別物のソフトに仕上がっている。

評価バージョン	1.1
開発元	米Claris社
国内連絡先	クラリス
電話番号	なし
FAX番号	(03)5210-9022
URL	http://www.claris.co.jp/data/dcm.html
価格	9900円
占有メモリー	Power Mac（仮想記憶オン）1528KB
メールの保存形式	メール単位
マルチ・ユーザー	×
Windows版	予定なし

スクリーンショット

クラリスの他のソフトと異なり，親しみやすさに欠けるメイン画面。各種の隠しショートカットが仕込んであるので，慣れれば使いやすいのかも