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拡張性については疑問が残る 割安感はないがリーズナブルな価格 [Wednesday, May 6, 1998 松野 浩之=日経MAC] G3シリーズのロジック・ボードはPCIスロットが3つしかない。空きスロット数は標準仕様で2つ,グラフィック仕様では空きがない。 PCIカードを組み込んだ結果,グラフィックス仕様にビデオ取り込みなどのPCIカードを追加することはできないなど,プロ・ユーザーには拡張性に乏しいという別の欠点を生み出すことになってしまった。6スロット版のロジック・ボードが望まれるところだ。
●写真
G3 MT 300グラフィックス・コンフィグレーションの背面図。
割安感はないがリーズナブルな価格 既存モデルのG3 MT 266は現在,市場価格で20万円台後半。G3 300 MT標準仕様には,300MHzのCPUに加えてWide Ultra SCSIのPCIカード(4万〜5万円程度)と,それに対応する4GBハード・ディスク(5万〜6万円程度)が含まれていることを考えても,40万円台という価格は十分リーズナブルだ。しかし“割安”とまでは言えない。また,グラフィックス仕様に搭載されるビデオ・カードは7万円程度,Ethernetカードは1万円強で購入できる。こちらもアップルが動作保障と組み込みを代行してくれた,と考えるべき価格だ。 今回のモデルは,より高い処理能力を求めるユーザーと,用途が決まっていて,そのために今回新たに搭載された機能が必要なことが分かっているユーザー向け。アップルのハイエンド向けマシンは品薄になりやすく,すでにG3 MT 300の出荷している米国でも品薄だという。アップルには需要に応えられる,十分な供給体制を期待したい。 記事目次/前のページ/次のページ この記事は、日経MAC98年6月号(98年5月18日発行)掲載記事の抄録です。 |
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