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180MHzから240MHzに,1.3GBから2GBに
性能は14%アップ

[Tuesday, April 7, 1998 改井 満=日経MAC]

97年5月に登場して以来,高い評価を得続けてきた日本IBMとの共同開発モデル「PowerBook 2400c/180」が98年4月7日,マイナー・チェンジして「2400c/240」となり,出荷された。CPUは従来と同じPowerPC 603eだが,動作周波数を180MHzから1.3倍の240MHzに引き上げた。同時にハード・ディスク容量も1.3GBから2GBに増やした。逆に重量は約20g増え,ついに2kgの大台に乗ってしまった。

プリインストールされているMac OSは8.0日本語版となり,8.0のほか8.1日本語版のシステムCD-ROMも付属する。

性能は14%アップ

性能向上はどうか。米Symantec社のベンチマーク・ソフト「System Info」の結果を総合すると,従来の180MHz版に対して14%アップ。実際に180MHz版の従来機と使い比べてみたが,ハッキリ速いとまでは体感できなかった。ただ電池の持ちは優秀で,クロック・アップにもかかわらず,当編集部で持続時間を計測したところ,ほとんど同等だった注1)

●ベンチマーク・ソフト「System Info」の測定結果
PowerBook 2400c/180を100%とした時の相対性能で,バーが長いほど高性能。総合で14%の性能向上が図られたが,PowerPC 750(G3)搭載モデルに比べると,その半分も出ていない

(15k)

CPU CPU性能はクロックアップ比ほどは向上していない

(12k)

ビデオ 同じグラフィックス・アクセラレーターを使っているため,性能は同じ

(13k) ディスク ハード・ディスクは大容量化したうえに,25%も高速に


注1)Microsoft Excelのマクロ・プログラムで,計算と画面表示を繰り返し,ハード・ディスクに定期的にアクセスさせた。256色表示,画面の輝度50%の条件では2400c/180が約2時間30分稼働したのに対して,2400c/240は2時間20分で強制スリープに移行した。だが3万2000色表示,輝度100%では,逆に2400c/240が2時間15分,2400c/180が2時間11分と逆転した。

同様の実験をAT互換ノートの「VAIO 505EX」でも実施した。標準電池で1時間18分,オプションの大容量電池で2時間40分だった。


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この記事は、日経MAC98年5月号(98年4月18日発行)掲載記事の抄録です。

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This page was last updated on Wed, Apr 15, 1998 at 11:17:35 PM.
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