NPCOMM v1.50 Release Notice Copyright (C) 1997,1998 Hiroyoshi Kurohara 1998,May NPCOMM v1.50をダウンロードしていただき有り難うございます。 このファイルにはNPCOMMを使用する上で重要な情報が記載されていますので、 必ずご一読くださるようお願いします。 ソフトウェアの概要 NPCOMM(Network Pseudo Communication Port)は、Windows上でCOMポートを 使用するアプリケーションに対し、ネットワーク上の他ホストのCOMポートへの アクセスや、Telnetプロトコルによる他ホストへの接続機能を提供する ソフトウェアです。 動作環境 NPCOMM v1.50は以下の環境で使用できます。 NPCOMM.exeはWindows95, WindowsNT3.51, WindowsNT4.0で動作可能です。 PortServ.exeは、Windows95, WindowsNT3.51, NT4.0で使用できます。 また、PSS.exeはWindowsNT3.51, NT4.0で使用できます。 また、ネットワークプロトコルとしてTCP/IPがインストールされている必要が あります。 提供されるファイル 本リリースに含まれるファイルは以下の通りです。 NPCOMM.exe NPCOMM 本体 Win95tcp.Dll Windows95用NPCOMM DLL Winnttcp.Dll WindowsNT用NPCOMM DLL PCOMM32_.vxd Windows95用擬似COMポートドライバ pserial.sys WindowsNT用擬似COMポートドライバ Instnp.exe WindowsNT用ポートドライバインストーラ Readme-j.txt このファイル NPCOMM-j.hlp NPCOMMのヘルプファイル NPCOMM-j.cnt ヘルプのコンテンツファイル PortServ.exe ポートシェアサーバプログラム PSS.exe NT サービス版 ポートシェアサーバプログラム instps.exe ポートシェアサーバ用サービスインストーラ resetps.exe ポートシェアサーバ・リセットプログラム Readme-e.txt 英語版 READMEファイル NPCOMM-e.hlp 英語版ヘルプファイル NPCOMM-e.cnt 英語版ヘルプのコンテンツファイル License.txt 英語版 使用許諾 Register.txt KAGI送金方説明(英語) Register.exe KAGI送金用プログラム(英語) Register.hlp Register.exe のヘルプ(英語) インストール インストーラは付属していません。 適当なフォルダを作成し、解凍したファイルをすべてそこに置きます。 [Windows95] NPCOMMのショートカットを作成する場合、作業ディレクトリがPCOMM32_.vxdの 置かれているディレクトリと違ってしまわないように注意してください。 スタートアップフォルダにショートカットを置く場合も同様です。 前バージョンを使用されていた方は、一度マシンを再起動して使用して下さい。 [WindowsNT] Instnp.exeを使用して、pserial.sysをシステムに登録してください。 詳しくは、NPCOMM.hlpをご覧ください。 ポートシェアのサーバとなるマシン上では、PortServ.exe, PSS.exe, instps.exe のみを使用します。 適当なフォルダを作成し、これらのファイルをコピーしてください。 (全てのファイルをコピーしても別に問題はありません) ※本リリースで提供される全てのファイルが、以前のバージョンと互換性が 有りません。 (iniファイルは例外) 使用する各ファイルは、全て同じバージョンのものを使用してください。 アンインストール NPCOMMは動作するために、他のフォルダ等にファイルをコピーする必要は ありませんので、基本的に全てのファイルを削除するだけです。 [Windows95] NPCOMM.exeを一度起動して、Exitし、NPCOMMをインストールした際に作成した フォルダごと削除してください。 [WindowsNT] Instnp.exeを使用して、pserial.sysの登録を削除して、ファイルをすべて削除 してください。 詳しくは、NPCOMM.hlpをご覧ください。 ポートシェアサーバ側では、サーバプログラムをサービスとしてインストール していた場合、インストールを解除して(NPCOMM.hlp参照)サーバプログラムを 削除して下さい。 インストール方法も含めて、このソフトウェアの詳しい説明については オンラインヘルプNPCOMM.hlpを参照ください。 使用条件 NPCOMMはシェアウェアです。 継続して使用される際は、送金して下さるよう、お願いします。 詳しくは、NPCOMM.hlpの使用許諾をご覧ください。 その他 ・質問、バグレポート等は受け付けておりますが、本ソフトウェアを使用した結果に ついては、作者はいかなる責任も負わないものといたしますのでご了承ください。 ・PC/AT互換機以外ではテストしておりません。 機種に依存する作りにはしていませんが、もし他の機種で動作しないよう でしたら、その旨報告していただくと大変有り難いです。 ・再配布は、アーカイブの内容を一切変更しない限りにおいて、自由に行なって 頂いて結構です。 ・雑誌、書籍等での本ソフトの紹介、本ソフトの添付を行なう際は、 事前に連絡を下さるようお願いします。 ・NPCOMMについての最新の情報は、以下のURLより入手出来ます。 何か問題がありましたら、先ず以下のURLをチェックしてみてください、 バグフィックスがアップされている事もあるかもしれません。 http://www.yk.rim.or.jp/~kurohara/npcomm.html 動作確認に使用したソフトウェア NPCOMMの動作確認テストを行なう際に、以下のソフトウェアを使用しました。 全ての機能をテストしたわけではなく、また、作者の環境でのみの確認試験 なので、参考程度に見てください。 ・ダイアルアップネットワーク ・Microsoft Fax (Windows95のみ、制限あり、ヘルプ参照) ・Nifterm ver 2.14 ・Hideterm evolution ver 4.22 ・EmTerm 3.24 ・TeraTerm pro ver 2.0 ・WinCim ver 1.3.1(Windows95のみ) ・Megasoft StarFax for Windows95/NT ver 1.0 ・AOL3.0i(Windows95のみ) ・NiftyManager 4.50 変更履歴 ver1.50 ・NPCOMMのユーザインタフェースを改良した。 ・DDEによるコントロール機能を追加 ・PSS.exe が、英語版WindowsNT4.0上でよく落ちる事が判った。 これを修正。 ・PortServをリセットするプログラムを追加した。 ・TELNET機能に、TELNET以外のサービスポートに接続する機能を追加 ・AOL3.0iに対応(Windows95版のみ) ・WindowsNT上のNPCOMMで、HyperTermを使用すると、HyperTermが高い プロセスプライオリティでポーリング状態になり、マシンがほとんど ハングアップしたような状態になる障害を修正 ・PortServがWindows95上で動作しているとき、WindowsNT4.0の ダイアルアップネットワークが、うまく接続できない障害を修正。 ・その他、いくつかの修正 ver1.12 ・ver1.10で、PortServとの接続開始時のシーケンスを変更したことが原因で 色々と問題が発生していたことが判り、それらについて修正した。 致命的な障害だったため、急遽ver1.12をリリース ver1.10 ・インターネットエクスプローラ 4.x をインストールした環境で、NPCOMMを インターネットへの接続に使用しようとすると問題が発生するという障害を 解決。 これに伴い、プロトコルに一部シーケンスの変更が生じたため、 バージョンを 1.10とした。 ver1.05 ・MicrosoftFaxに対応(Windows95) ・WindowsNTサポート ・オートダイアル問題を修正 これにより、コントロールパネルの"インターネット"でオートダイアルの設定を していても、問題が発生しなくなりました。 ・Pinger!機能を追加 ・PortShare settingで、間違ったホストアドレスを設定したときの不具合を修正 ・その他いくつかのバグフィックス ver1.04 (Aug/8/1997) ・Win16サポートを施した。 ・NTサービス版 PortServを作成。 ・TELNET機能において、自動的にISPに接続する機能を追加 ・使用するソフトによっては、baud rateが正しく設定されない事があるという バグを修正(STARFAX対応) ver1.03 (July/12/1997) ・TAPIとの相性を改善。 これにより、 1・接続を切った後、時々マシンがリセットされたり、ブルースクリーンが 出てしまう。 2・PortServ側のCOMポートが使用中だったり、PortServが立ち上がって いなかった等の理由で擬似COMポートのオープンに失敗した後、 NPCOMM側のマシンをリブートするまでNPCOMMが使用不能になってしまう。 という障害が修正された。 ・NPCOMMの各設定が、NPCOMMをExitしないと保存されないという問題を修正 ・自動的に設定される擬似COMポート名が、COM3以外だった場合、NPCOMMがうまく 動作しない事があるという障害を修正 ・擬似COMポート名をユーザが変更できるように修正 ・使用するモデム、TAの種類によっては、プロバイダ等に接続直後 (パスワードなどのチェック中)接続が切られてしまう障害を修正 ・一部の機種で、NPCOMMがpcomm.vxdをopen出来ずに起動に失敗してしまう事が あるという報告を受け、擬似COMポートのポートドライバ名を変更 ・使用中に、NPCOMMが一般保護違反で落ちてしまう事がある障害を修正 ・通信中に、データの送出が止まってしまう事があるという問題を修正 作者の環境において問題は解決されているが、まだ現象が発生するという 報告もあり。これについては現在調査中。 ・ソケットの異常に関する処理を変更 ver1.02 (May/08/1997) ・ポートシェア機能の高速化 ・ポートシェア機能を使用して、ダイアルアップ接続が出来ないバグを修正 ・PortServがWindowsNT4.0に対応 ・Telnet接続機能で、接続がホスト側から切られたときにモデムモードに 戻りにくいバグを修正 ・Telnet接続機能で、一部のtelnetdにうまく接続できないバグを修正 ・その他、いくつかのバグフィックス ver 1.0 (April/18/1997) 初版リリース [以上]