■ 貧乏人のためのCG講座 256色CG編

着彩 その2

 あと前景で残っているのはスノーボードです。ここではD-Pixedのアドイン「グラデーションツール」を使った塗り方をしてみましょう。

 このへんのアドインは、D-Pixed作者のDoichan!さんのサイトからダウンロードできるよ。ただ、D-Pixed Ver.2.16のR2以前のバージョンでは一部のアドインがうまく動作してくれないみたいだけど…

 まずは、新しいレイヤ上にボードの模様を描いてみます。

Fig.6 ボードの模様を描き加える

Fig.6 ボードの模様を描き加える

 なんかいまいちノッペリしてて、迫力に欠けますね。そこで、緑色の部分以外をマスクした上で、「グラデーションツール」で一段暗い緑とのグラデーションを作り、模様の部分を塗りつぶしてみます。

Fig.7 模様部分の影を描き加える

Fig.7 模様部分の影を描き加える

 だいぶよくなりましたね。でも、ボード本体のほうに影がついていないので、模様だけが浮いたような感じになってしまっています。そこで、今度はボード全体に影をつけます。

 模様を描いたその上に新しいレイヤを作り、白→薄紫のグラデーションでボード部分を塗りつぶします。そうしたら「レイヤ管理ウィンドウ」を開き、「重ね合わせ濃度」を8くらいにまで下げてやります。こうすると、下になっているボードの模様が半分透けて見える状態になるのです。このテクニックを使うと、複雑な模様を持ったものでも比較的簡単に影をつけることができます。

Fig.8 ボード全体の影を描き加える

Fig.8 ボード全体の影を描き加える



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