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「お楽しみ?おまけ劇場」



今回はWS探訪と称しまして、編集部の働く現場をリポート!
これで、編集後記や四コマ漫画の情景がより一層鮮明に!
人物紹介もこれに合わせて変更したかったんですけど、
資料が集まりきらずに伸び伸びに・・・。ごめんなさい。

+いつも通りのちぃちゃん&アニキのぬる~いお話でぃす。

 



◆WS探訪◆


編集部が働いている現場に潜入!
忘れられないネタも軽~く合わせて紹介しちゃうよ!
(↑ネタと言わずに、思い出のエピソードと言え!)

そんな訳でれっつらごーなのだっ!

WSを探検しに行く!!






◆おまけの前にご紹介!◆


一応、簡単に主役のちぃちゃん&アニキ(お兄ちゃま)について、おさらいをば・・・。
ちぃちゃん アニキ(お兄ちゃま)
■ちぃちゃん■(CD55掲載の説明より)

髪の毛が外はねでピンク頭…いかにもどこぞの某アニメや、某ゲームにありがちな…。
げふんっ、げふんっ!!
とりあえず、ちんまりした女の子の方が動かしやすいだろうという事で。
更にゲームで遊ぶ方々全ての妹的存在にして「お兄ちゃま」と呼ばせようなどとあざとい企みを…!(爆)
「お兄ちゃま」と呼ばせるからには若さは必須!!…て事で、必然的に彼女は幼稚園の年長組さんになってしまいました。
公立の幼稚園だと味気ない黄色のスモックになる為、変わったデザインが多いであろう私立の幼稚園に 通ってる事にして…う~む、思いがけず、いいとこのお嬢さんてことになっちゃいました…。
彼女は自分の事を「ちぃちゃん」と呼んでいます。
ちなみに、彼女の本当の名前は「丘崎千里(おかざき ちり)」ちゃんです。
(実は名前設定が無かった為、今、即席で決定…。 大阪府の千里丘と兵庫県の尼崎を混ぜてみました…。ごめんよぉ、いい加減で。)
彼女は年齢の割には、とってもお利口さんだし、しっかり者です。
ただ、体はまだまだ成長途上にある幼いお子ちゃま。
その為、多少、舌たらずである事は否めません。
それで、「ちり」も「ちぃ」にいう発音になってしまう訳です。
本来、文章上「は」でも、発音が「わ」となるものだと、 この娘は文章上でも「わ」と表現しちゃいます。つまり「こんにちは」を「こんにちわ」と 誤用しちゃうのです。
それから、たいがい語尾にくる「です」「ます」も何故か「でち」「まち」に変換されてしまいます。
てな感じで、説明文に多々お見苦しい点がございますが、ご愛敬って事で暖かい目で見てやって頂きとう存知ます~。


■アニキ■(CD56掲載の説明より)

アニキです・・・。
一年前まで母と二人暮らししとったとです。

アニキです・・・。
慌ただしく引っ越しが決まり、新しい家についたら、そこに見も知らぬ父と妹がおったとです。

アニキです・・・。
何か気付いた時には、名字が変わっとったとです。

アニキです・・・。
思春期で難しい年頃の息子に再婚を反対されたくなかったからって既成事実は酷かとです。

アニキです・・・。
父は自分を可愛がってくれますが、対戦ゲームの時だけはマジ入って負けてくれんとです。

アニキです・・・。
妹は可愛いし自分を慕ってくれますが、完全に母の手下のショッカーになっとるとです。

アニキです・・・。
娘を外に嫁に出したくない父と、息子に変な女を嫁として連れて来られたくない母が、
利害一致で、どうも自分と妹を結婚させるべく画策しとるとです!!!

アニキです・・・。
ゲームならいっぱい選択肢が出るのに、自分の将来は強制的に一本道になりかけとるとです。


アニキです、アニキです、アニキですっ!(T△T)



てな事で。
よろしくっ!!






★サンバな妹★



この一家はどうやら祭り好きらしい・・・というお話。
(↑「コンプ祭り」でも「ひぐらしのなく頃に 祭」でもありませんので、念のため)

家族で神戸まつりに行った。
このまつりでは、実に様々な団体が幅18mもある道路・フラワーロードを練り歩く。
阿波踊り、よさこい、獅子舞、体操、ラグビー、フットボール、カポエイラ、 一輪車、バトン、太鼓、フラッグ、ジャグリング、マーチング等々。
衣装も、普段着、お祭衣装、鎧甲、巫女服、ナース服、メイド服、何故かアニメコスプレ・・と多種多様!!

そして、やっぱり神戸といえばサンバチームを抜きには語れないっ!!

リオのカーニバルみたく、際どい派手派手衣装のサンバチームが結構参加しているのだ。
日本から見て地球の裏側に位置するブラジルは遠すぎて、なかなか行けるもんではないが、 神戸ならすぐ行ける距離だもんな。
ちょっと目の毒だとか思いながらも、際どい衣装に身を包み、腰を振り振り踊っている綺麗な お姉さん達に釘付けになってる自分がいる。

露出部分が多くて刺激的で・・・そういう目で見るのは、お姉さん達に
失礼なんだろうけど、男ってやっぱり、スケベなんだよな~。
うぅっ、ごめんよ、お姉さん達。

・・・などと思いながら、隣のオヤジをチラリと窺う。
オヤジもなんだか鼻の下をのばしてるような気がする。
さりげなく見てたつもりなんだが、俺の視線に気付いたのか、オヤジがこっちを笑顔で見た。
うわ、勘、鋭~っ!

「やっぱり、いいよなー?な、お前もそう思わないか?」

ちょ・・・待て!何だ、なんなんだぁ?!
そんなアバウトじゃ、どう答えていいかわからねぇ~だろ~っ?!
一体、「何が」「どう」「いい」って意味なんだ?
どういう種の同意を求めてきてるんだ?!

「家族で外出する事」か?

「おまつりとかカーニバルの事」か?

そ、それとも・・・男同士って事で・・・

「際どい衣装を着たお姉さん達がブラボー!って事」か?

えーと、えーと、えぇーっと!!!
下手に答えるとバカを見るから・・・と、とりあえず無難に・・・

「あ・・・ははは、うん。すげー楽しいよ! どの団体もすっげー楽しそうでこっちまで楽しくなってくるよなー。 サンバだけじゃなく、よさこいとかジャグリングとかも良かったし・・・ あっ、そうそう!パイレーツオブカリビアン風の団体なんかサイコーに格好良かったよなー!」
「そうか、そうか、お前、そんなにパレードが気に入ったのか! 実はな、父さんも毎日が祭ならいいって思うくらい祭好きなんだ。」

何とか話が通じたらしい事にホッとした。
・・・しかし、何故だ?
現実にはサンバの陽気な音楽が大音量でかかってる筈なのに、 オヤジの発言を聞いた途端に、俺の脳内で全く違う種の音楽がエンドレスで かかりだした。

・・・北島三○の「まつり」が・・・


何でここで演歌なんだよ!と、自分で自分にツッコミをいれてると、オヤジがこんな提案をしてきた。

「それなら、今度は大阪の御堂筋パレードでも見に行くか?」

俺の脳内で「まつり」の音量が二割り増しになった。

「う・・うん。わ、わーい・・・嬉しいなー。」
「そうして、そこから全国のパレードを制覇だ!お父さんの野望全国版。」
「・・・い・・いや、そこまでしなくてもいいから・・・。」

確かに色んな所に連れてって貰えるのはありがたいと思うよ。
けど、家族での外出先が毎回毎回お約束のように人込みの中って!!
小さな娘も居るんだし、たまには広大な芝生が広がる人がまばらな公園だとか、 大自然の中でのんびりしようよ・・・頼むから・・・。

「安心しろ。別に誰も1年で制覇するとは言ってないだろう?
遠出するには家族4人分の交通費や宿泊費を捻出しなきゃならん。
コンスタントに出せるほどの稼ぎも無いし、お前らの教育費も要るし。
でも、長い年月をかければ夢じゃないぞー?
そうだな、エスプレ・・レクトロニッカルパレードとかも数に入れとくか。
わっはっは。きっと良い思い出になるぞー?」

エスプレレクトロニッカルパレードって、なんじゃ、そりゃ?!
某志○スペ○ン村と某U○Jと某T○Lの各々の某パレードをかけあわせて、 訳わからなくした感じのその名前はっ?!
エスプレッソカーニバルって名前での方がいっそ潔いわっ!!
・・・しかし、全国制覇って・・長い年月って・・一体、何年かける つもりでいるんだ、おい!

オヤジの発言に心中でツッコミをいれつつ、老若男女入り混じりのパレードに再び目をやる。
しかし・・・何か見てる側より参加する側の方がめちゃくちゃ楽しげな感じがするのは何故だろう。
あ、サンバチームに男もいるんだなー、しかも音楽担当じゃなくて踊りの方かよ!
女と似たような羽根付き衣装で、胸は隠さずTバックで腰振ってるけど、あれって途中で我にかえって 恥ずかしくなったりとかしないんだろうか。
どっちかっつーと、男女ペアになってる男側の無難な衣装の方がいいなー、俺は。
マジシャンの白い正装姿を金ぴかっぽくして、タカラヅカ歌劇か!ってな、超どでかい羽根を背中に 背負ってさー、何か面白そうだよなー。
いいなー、俺もちょっち参加したくなってきたぞ・・・。うずうず・・・。

ふと、うちのオカンと妹の方に目をやると、やはり目の前のド派手なサンバチームに目が釘付けらしい。
2人共に目がやけにキラッキラしてるのが気になるが・・・。


何だろう、この胸騒ぎは・・・・。
まさか・・・
「自分達もやりたい!」
・・・なんて・・・言い出したりは・・・
しないよな・・・。

いや、大丈夫だ。うん!!
いくら何にでも感化されやすいからって、そこまで節操無しじゃないって。






・・・が、俺の認識が甘かった事が翌日になって判明するのだった。



俺と妹がリビングで情報系TV番組を見ながら妹と、オカン手作りのヘルシーおやつを パクついてると・・・

「ただいまー」
「お母しゃま、おかえりなちゃい!」
「おかえり。朝から出かけてたんだろ?随分、遠出したんだな、母さん。」
「そうなのよー、なかなか見つからなくて、色んなトコ走りまわっちゃったわ。」
「色んな所を走り回ってまで一体、何買って来たんだよ?」

そう言って俺は席を立って、オカンの方を見た・・・・


ギャーッ!!嫌な予感的中ー!!!!


オカンが手にした紙袋に入っていたのは、大根やゴボウといった、いつもの食材ではなかった。 どこで仕入れてきたか知らないが、紙袋におさまりきらなかったらしい長い羽根羽根とか、 キランキランのサテン地とかスパンコールとかが見えたのだった。

・・・・あれは間違いなく作る気だ!サンバの衣装を作る気だーっ!!!
作ってどこで披露するつもりだーっ?!誰が着るんだ、それをーっ?!




それから毎日、オカンは時間さえあれば部屋にこもってミシンやら布やらと格闘していた。



・・・そして、三週間後。

学校の委員会で夕方遅くなってから帰宅した俺は、リビングへの扉を開けた瞬間、思わずカバンを 落としてしまった。
そこには、軽快なリズムの曲に乗せて、サンバの衣装を着た妹が腰振って踊っていたからだ。

サンバな衣装の妹

・・・いや、いくら見たくなくても現実から目を逸らしてはいけないな。
実は、俺に衝撃を与えたのは妹の方ではない。どちらかといえばオカンの方だった。 妹とお揃いの衣装でちょっぴりメタボチックに肉がついたお腹を晒してオカンまでもが 腰を振って踊ってたのだ!!

やーーーめーーーれーーーっ!!

オカンが望むなら東京タワーにでも何でも連れてってやるから、それだけはやーめーれーっ!!


心の中で絶叫しているが、当然、オカンや妹には聞こえない。
一生懸命踊っていた妹は、気配を感じたのか俺に気付いて、声をかけてきた。

「あ、お兄ちゃま、おかえりなちゃい。見て見て~、これ、ちゅごいんでちよ、お母しゃまとお揃いなんでち!」
「あら、お帰り。ふふっ、どう?ここ最近で一番の力作よ。服飾学科で培った技術を 趣味に活かせるのは嬉しいわね。それにしても、サンバの振り付けってキクわねー。 通販のブルブルするヤツ、もう買わなくても良さげな感じよ♪ 衣装の効果もあってか超ノリノリで気ン持ちいい~♪」

ギャーッ!!!ごめんなさい、ごめんなさい!!
この間、母さんが体全体をクネクネさせてデューク歩きしてるの、気持ち悪いなんて言ってごめんなさーい!!! あっちの方が今の百万倍はマシでしたーっ!!
もう、あれに二度と文句なんかつけないから、許して下さーーい!!!
通販のブルブルを買おうとしてた時もすぐ飽きるくせにって反対してごめんなさーい!
俺にお肉が見えない状態でブルブルする分には賛成でーーーす!!
だからそれだけはやーーめーーてーーーっ!!!


俺が硬直したままでいると、俺が帰宅した直後に帰って来たらしい、オヤジが立っていた。 『ここは一発、父の威厳を示して何かガツンと言ってやってくれー、母さんのご乱心を、暴走を 止めてくれー』という念を目に込めてオヤジを見つめると、オヤジは『任せろ』とでも いうように俺の肩をポンと叩いてニッコリ笑ってみせた。
その様子に一瞬ホッとしたのも束の間・・・

「グッジョ~ブッ!!母さん、惚れ直したぞっ♪」

「あら~ン、ありがとっ♪お父さんの為にも痩せてもっと素敵になるからね♪」

ギャーッ!!!このバカップルがーーっ!!!

期待を見事に打ち砕かれた俺は脱力して、その場にヘナヘナとへたりこんだ。

「お兄ちゃま、大丈夫でちか?」

妹が傍に駆け寄ってきて俺の頭を撫で撫でする。

「お前の格好、可愛いな。」

思わず口をついて出てしまった。
そう、妹の衣装はなんか妙に似合ってて可愛かったんだ。
今はそんな事、考えてる場合じゃないってのにな・・・・。

「えへへ。ありがとでち。 えーっとぉ・・・あのね、お兄ちゃま。布とかちょっと余っちゃったんで、お母しゃま、 お兄ちゃま用の衣装も作ったらちいんでちよ。見てみまちか?てーばっくとかいうやつ だって言ってまちた。お兄ちゃまもちぃちゃん達と一緒に踊りまちぇんか?」

ひぃぃぃ~~っ!!!!ショーック!!!!!!

お前ら、俺をパ○ディウスのチチビ○タリカにでもしようと企んでいるのかーーーっ!!!



俺は無性に世界の中心で、神様ヘルプ!と叫びたくなった。



いや、この際、贅沢は言うまい。神様じゃなくてもいい!
誰か、誰か、助けてくださーーーいっ!!!






アニキの受難は続く・・・?!
ついでに小っちゃ~く、オカンやアニキも描こうかと思ったのですが、 皆から一斉に引かれたら困るなーと思い直し、ちぃちゃんだけにしておきました。




さぁ、次回もしつこく続けちゃおうっと!(笑)














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