■ PSX Multi Converter とは? ■ |
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『PSX Multi Converter(ピーエスエックス マルチ コンバーター)』(略称:PsxMC)は簡単に言えば、 PlayStation用のゲームCDからムービーデータやオーディオデータなどのストリームデータを抜き出して、AVIやWAVEに変換するソフトです。 PsxMC以外にも、AVIに変換できるソフトはありますが、このPsxMCは、変換機能に特化したソフトとなっています。
(PsxMCでは、映像データや音声データを総合して「ストリーム」と呼んでいます)
「AVI や WAVE って何?」 AVI形式
(エーブイアイ)Windowsで標準的な映像ファイル形式です。 WAVE形式
(ウェーブ)Windowsで標準的な音声ファイル形式です。
以下が、PsxMCのメインパネル(プレビュー状態)です。
PsxMCは、変換処理に重点をおいている為、他のプレイヤーソフトなどによくある、拡大表示やフルスクリーン再生などといった機能はつけていません。 (今後も、PsxMCではそれらの機能を実装する予定はありません)
そのかわり、他のプレイヤーソフトにはない、変換作業に便利な様々な機能が備わっているのが最大の特徴でしょう。
また、基本的な操作方法も、Windowsの標準的な操作体系に合わせていますので、 Windowsの操作を知っていれば、初めての方でも操作を戸惑うことはない、というのもこのPsxMCの特徴です。
変換に特化させた代表的な機能では、複数のムービーやオーディオを一度に変換できるという物があります。
変換作業は大抵かなり時間のかかる物なので、複数変換したい時に、いちいち1つずつ手作業でやっていては、パソコンに付きっきりになってしまいます。
しかし、PsxMCでは初めに設定を済ませておく事で、1度にまとめて変換する事が出来るのです。 これならば、TVを見ている間や、寝ている間にでも、全部PsxMCがやっておいてくれます。また、変換処理の優先度を変換中であっても自由に変えられる為、 変換作業よりも他のソフトの動作を優先させる設定にすれば、変換中でも他のソフトをストレスなく使う事が出来ます。
こうすれば、変換作業でパソコンを占領されることもありません。
PsxMCのもう一つの特徴は、プラグイン形式を取っていることです。
プレステのムービーやオーディオデータの中には、標準的な形式ではない特殊な物もありますが、PsxMCではムービーやオーディオデータの読み込みにプラグイン方式を取ることで、 そういう特殊な形式のものにでも個別で対応する事が容易な設計となっています。 そのため、将来今までにない特殊形式のデータを使用しているゲームが出たとしても、 PsxMCのプログラムを変えることなく、ただプラグインを追加するだけで対応できるようになります。また、プラグイン作成の仕様書は一般に公開している為、基本的に誰でもプラグインを作ることができます。
PsxMCは、フリーウェアと言う形をとっている以上、「○○○というゲームに対応してほしい」というリクエストがあっても、簡単には対応出来ないことがあります。 なぜかと言うと、シェアウェアなら対応するためにその収入でゲームを購入するという事も可能ですが、フリーウェアの場合、 対応するためだけにゲームを購入するというのも、なかなか難しいからです。(個人出費となっていまいますから・・・)
しかし、他の方がPsxMC用のプラグインを作ってくれることで、私が対応できないような物にでも対応する事が出来るようにもなります。もし「俺がプラグインを作ってやるよ」という太っ腹な方がいましたら、是非プラグイン仕様書を見て作って下さい。
PsxMCでは、PlayStationのゲームCDからデータを読み出すために、一旦CD-ROMを自動的に解析して処理できるデータがないか検索するようになっています。
こうすることで、他の同様なツールでよくある、まずゲームCD内からムービー/オーディオファイルを探すという作業が必要ありません。
(これは、パッと見ただけでは、どれがムービー/オーディオファイルか分からないようなゲームの場合、非常に便利です)
PlayStationのムービーデータ等は、Windowsのファイルなどと違って、ファイル名の拡張子などを見ても、 それがムービー/オーディオファイルなのか、そうじゃないのかが分からない場合が結構あります。
(一般的には、拡張子が"STR"になっている物が多いのですが、最近はそれ以外の物も結構あるので)
そのため(特に初心者は)、直接ムービー/オーディオファイルを開いて処理するようなツールの場合、 どれがムービー/オーディオデータなのか分からないから見られない・・・、という事もよく起きるわけです。
しかし、PsxMCでは自動でゲームCD内のムービー/オーディオデータを探し出してくるため、そういう心配は無用です!
ただし、この解析処理というのはゲームCD内全体を検索するため、どうしてもそれなりに時間がかかってしまいます。
そこでPsxMCでは、解析結果をファイル(CDAZファイル)として自動的に保存し、2回目以降は再度解析しないで済むようにしています。 また、それらは個別のファイルとなっていますので、他人が解析して作成したCDAZファイルを自分のパソコンにコピーして利用することも可能となっています。
また、保存されたCDAZファイルは、再度そのゲームCDを利用するときには、自動的に読み込まれるため、 手動でCDAZファイルを指定する、という手間もかかりません。
「いちいち、ゲームCDの解析しなきゃいけないのは面倒だな~」と思う方、 rizさんが私のわがままを聞いてくれて、[CDAZファイル貯蔵庫]と言う、色々な人が作成したCDAZファイルを集めて、ホームページ上で公開するページを作ってくれました。
そこから、CDAZファイルをダウンロードして、自分のパソコンにコピーすれば、わざわざ解析作業をしなくても済みます。
(特にCDの枚数の多いゲームや、読み込み速度の遅いCDドライブを使っている方は、CDの解析に結構時間が掛かってしまいますから・・・)
面倒くさがり屋の人も、そうでもない人も、rizさんのホームページ『うまい物屋RIZ』から目的のCDAZをダウンロードして、 PsxMCをインストールしたフォルダの中にある "Analyze" フォルダ内にコピーしてやりましょう。
(なお、一度も解析をした事がない場合は、まだ"Analyze"フォルダが作成されていないので、自分でフォルダを作成して下さい)[CDAZファイル貯蔵庫]を便利なものにするためには、タイトルを充実させることが必要不可欠です。そのためには、皆さんのご協力が必要です! あなたが作成したCDAZをどんどん貯蔵庫に登録してください。