■ 基本的な変換の仕方 ■ |
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基本的には、データを読み込んだ後、画面右下の[変換開始...]ボタンを押せば変換が開始されます。
ただし、そのままでは全てのデータを変換しようとしますので、かなりのハードディスク容量が必要になります。
(ゲームにもよりますが、全てを変換しようとすると数百MB~1GB以上の空き容量が必要になる場合もあります)
そこで、変換したくないデータがある場合や、ハードディスクの空き容量の問題で全て変換できない場合には、 次ページの[AVI/WAVE変換に関する設定]を参照して下さい。
また、個別にではなく、初めから全て変換しないように設定したい場合や、 初めに設定される圧縮形式をデフォルト設定の物と変えたい場合には、 [環境設定]ボタンで、あらかじめ標準のAVI圧縮形式を変更しておいて下さい。
元のムービーデータを劣化させずに変換「CompactSTR」 ムービーをAVI形式に変換する場合、未圧縮や元の画質を保ったまま圧縮するコーデックで作成しない限り、 再圧縮による画質劣化が少なからず発生してしまいます。
かと言って未圧縮や元の画質を保ったままの圧縮では、 変換後のAVIファイルのサイズが元のムービーデータのサイズよりも相当大きくなってしまい、 保存用途には向きません。
そこでPsxMCでは、プレステのムービーデータを再圧縮せず、PsxMCでの処理に不要なデータや邪魔なデータを取り除き、PsxMCで扱いやすいように加工した、 元のプレステムービー形式に近いPsxMC独自ファイル形式「CompactSTR」へと変換する機能を搭載しています。
この「CompactSTR」(コンパクトSTR)の利点は、
逆に欠点は、
- 映像データを再エンコードしないので画質が劣化しない。
- 音声データを再エンコード/リサンプリングしないので音質が劣化しない。
- 必要なデータのみを保存するのでSTRファイルより小さい。
- 変換処理が単純なので変換速度が速い。(AVI変換との比較)
- PsxMC独自の形式である為、PsxMC、PsxMP以外では再生できない。
- 再生時に、元データを処理するためのプラグインが必要な場合がある。
CompactSTR変換(PsxMC内では「CSTR変換」と表記)への指定は、「変換」タブ内の[変換形式]や[環境設定]などで普通にAVIに変換するときと同じように設定できます。
変換をはじめると、以上のようなダイアログが表示されます。
上段のグラフは、現在変換中のデータについての進行状況を示し、 下段のグラフは、変換処理全体の進行状況を示しています。
(この例では、全11データ中の3番目のデータが66%処理できている事を示しています)
また、[変換優先度:]を変えることで、 いつでも変換処理の優先度を変更することが出来ます。 なお、標準で[変換処理優先]などにしたい場合は、 [環境設定]で、あらかじめ[変換処理優先度]を変更しておいて下さい。
- [他アプリ処理優先]
変換処理速度を抑えて、変換処理よりも他のソフトの動作を優先させるようにします。 こうすることで、変換中に他のソフトの動作が重くなると言う事がなくなり、変換処理と他のソフトを同時にストレスなく動作させることが出来ます。
(ただし、他のソフトの処理を優先させるため、同時に使用しているソフトの動作によっては変換速度が遅くなる事があります)- [変換処理優先]
パソコンに変換処理に集中させる事で、他のソフトの動作を犠牲にしてでも、変換を早く終わらせようとします。
(ただし、変換速度は速くなりますが、他のソフトの動作はかなり重くなります)
変換されたファイルは、以上のように[ファイル(F)]メニューから[AVI出力先フォルダを開く(V)]を選ぶことで、 簡単にアクセス出来ます。
なお、デフォルトの設定ではPsxMCをインストールしたフォルダ中に、 "Audio"、"Bitmap"、"Movie"、 というフォルダが作られ、そこに保存されています。
(保存先のフォルダは、[環境設定]で任意の場所に変更する事が可能です)