■ データの読み込み ■ |
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ゲームCDからムービーやオーディオデータを読み込むには、まずゲームCDを[CDドライブとプラグイン優先順位]で指定したCD/DVDドライブに挿入し、 画面左下の[CD-ROMから開く]ボタンを使ってCD-ROMの解析を行って下さい。
なぜゲームCDから直接ファイルを開けないのか? PlayStation用のゲームCDは、一般的なパソコン用のCD-ROMとは、データの記録方法が少し違うため(特にムービー等のファイル)、 Windowsの通常の読み込み手順では開く事が出来ません。
そこで、PsxMCでは直接CD/DVD-ROMドライブを制御する事でデータを読み込んでいます。
その為、初めにどのCD/DVD-ROMドライブを制御するかの指定をしてやる必要があるのです。
なお、以上のような理由から、設定されていないCD/DVD-ROMドライブからはゲームCD内のムービーデータ等は読み込めません。
※ このような特殊な制御が必要になるのは、あくまでゲームCDから直接データを読み込む時だけです。 今までこの種のツールでは、特殊な形式のムービーなどは一旦ハードディスクに取り出す作業が必要なことがありましたが、PsxMCではその必要がありません。 そのため、データのプレビューだけなら、ハードディスク等の空き容量は関係ありません。
(もちろん変換させる場合は、それなりの空き容量が必要ですが・・・)
まず解析を始める前に、以上のような解析に使用するプラグインや、プラグインの優先順位を指定するダイアログが出てきます。
通常は、特に設定を変更をする必要はありませんので、そのまま[解析開始]ボタンを押して解析を開始して下さい。
使用プラグインの選択とプラグインの優先順位について ゲームによっては、データが他のプラグインで誤認識されてしまい正常に再生や変換ができない場合があります。
そういう時には、その誤認識されたプラグインのチェックをOFFにし再度解析すると正常に認識できるようになる場合があります。
また、特にそのゲーム専用のプラグインを使用する物の場合、そのプラグインの優先順位を高くしたり、 その他のプラグインの優先順位を低くしておかなければ、正常に解析できない場合もあります。
その時には、[上へ]や[下へ]ボタンを使って、 そのプラグインの優先順位を変更して再解析してみて下さい。
※ なお、ここでの「使用プラグインのON/OFF」や「優先順位の変更」は一時的な物であり、次回解析時には元に戻されてしまいます。 常にその設定で解析を行いたい場合には、[環境設定]の[PSR]タブで設定して下さい。
CD-ROM解析中は、以上のようなダイアログが表示されます。
ここで中止したい場合は、[中止]ボタンを押して下さい。
※ 解析にはCD/DVDドライブの読み込み速度によって多少時間がかかりますが、一度解析すると解析データ(CDAZファイル)が保存され、 次回からはその解析データ(CDAZファイル)が自動的に使用されますので、この解析作業は省略できます。
解析が完了すると、以下のようにタイトルと接頭語を設定するように言ってきます。
(初めはタイトルが「無題」で接頭語が「STR」となっています)
↓
「CDタイトル」にはゲームのタイトルと、「省略時ストリームタイトル接頭語」にはストリームデータ名や変換後の出力ファイル名に使用する接頭語を記入します。
(接頭語に関しての詳細は、「CDAZタブの説明」ページ内の「接頭語について」を参照して下さい)
記入後、[完了]ボタンを押せば保存完了です。
(ここで設定したタイトルと接頭語は、[CDAZ]タブで後から変更する事も可能です)
ワンポイント ディスクが2枚以上になるゲームの場合、タイトルに「GRAN TURISMO 2 (Disc1)」のようにディスクナンバーも付けると管理がし易くなります。
また、接頭語にはタイトルをそのまま付けても構いませんが、 あまり文字数が多くなると以下のようにストリームリスト上でデータ名が省略され区別がつきにくくなってしまう為、 適度に省略した物を付けるようにした方が良いでしょう。
[ 省略なし ]
↓
[ 省略後 ]
なお、この例のように接頭語の最後の文字が数字になっている場合は、"_"(アンダーバー)などで区切らなければ、 GT2001、GT2002 ... などと接頭語の最後の数字と連番の数字が繋がってしまうので気を付けましょう。
なお、一度そのゲームCDの解析データ(CDAZファイル)が保存されると、 次回からは[CD-ROMから開く]ボタンを使うと、解析が始まる前に、 保存されているCDAZファイルを使うかどうかの「問い合わせ」のダイアログが表示されます。
ここで[はい(Y)]を選べば、解析をせずに保存されているCDAZファイルを使います。
また、なんらかの理由で再度解析がしたい場合は、[いいえ(N)]を選べば再度ゲームCDの解析を行うこともできます。
なお、CDAZファイルは、PsxMCをインストールしたフォルダ中の"Analyze"フォルダ内に保存されています。
※ CDAZファイルのファイル名は、絶対に変更しないで下さい。
(ゲームCDの識別に、CDAZファイルのファイル名を使用しているため、 変更してしまうと、そのCDAZファイルは認識できなくなります)
解析終了後は、[CD-ROMから開く]ボタンだった箇所が設定したタイトルのボタンに変わります。
解析作業が完了すると、画面左側の空白部分だった場所(ストリームリスト)に解析によって検出されたデータが表示されます。
PsxMCで変換したCSTR形式ファイルや、PsxMC以外のデータ吸い出しツール等を使用して、ハードディスクやMOなどに保存された、 ムービー/オーディオデータを読み込む時は、画面左下の[開く...]を使用して下さい。